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Uターン者・移住者の居場所

愛媛県南予地方にUターンして来られた方、移住して来られた方とお話をする中で、よく聞く課題感があります。
それは、同年代の人と知り合う機会が無い、生活していて孤立しがちになる、といったもの。
私自身も感じる課題です。

人の入れ替わりが少ない地域で暮らす多くの人は、子どもの頃から続く長年の人間関係の中で生活しています。
ご近所さんや代々地域に根付いている親族関係、小中高とあまり顔ぶれの変わらない学校の同級生。
そのような固定された人間関係に新しく混ざっていく負担はなかなか大きいものですし、地域の側も新しい人が入ってくることに慣れていません。
都会のようにたくさんの飲食店は無く、多種多様な趣味で集まる場も無い。
社交の場が少ないことで、Uターン者・移住者が孤独を感じやすい環境になっています。

八幡浜市の場合は、コワーキングスペースとオンラインコミュニティを提供するコダテルという事業を営む方がおられ、私も利用しています。
会員にはUターン者・移住者も多く、営利・非営利を問わず様々な活動を企画するための仲間を募ったり、テストマーケティングをしたり、私的な交流のきっかけにしたりする場として利用されています。

こうした“居場所”が有るか否か。
無いならば、誰か作れる人が居るか否か。
地域社会の中でUターン者・移住者がどの程度活躍できるかを大きく左右する要素であると考えています。


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