#05 はじめての
ようやく秋らしくなって、衣替えももうそろそろしないとですね。今年は断捨離をして新たなお洋服をお迎えしたいです。
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娘のはじめての運動会があった。子は宝だというけれど、自分の子なら当たり前だが、地域にも保育園にも大事に大事に育てられていると実感できた一日であった。
心からの笑顔があふれる場で、幸せなひとときをすごせたことで、日々の疲れが吹っ飛んだ。私も誰かにとってそういう存在になれたらいいなと思うし、こう思わせてくれた娘たちは、幼いながらにすでにもう立派にこの世の役にたっている。人にパワーを届けている。すごい。
自分のクラスの子たちは日々の交流があり、顔も名前も知っている。仲良しさんたちで追っかけっこしているだけで、もう満足。かけっこやダンスなどほんとにかわいい以外のなにものでもなかった。成長を感じて感極まる。
さらに感激だったのは、名前も顔も知らないうえのクラスの子たちの演技だった。長い一曲のあいだ、様々な動きやふりつけを覚えているのもすごいし、からだの大きい小さい、力が強い弱い、運動が得意不得意、子ども同士でもフォローしあっているのがわかる。一生懸命の瞬間の子供たちは本当に美しい。そして、曲の終盤になると、担任の先生がもう汗だくで涙ぐんでいる。ちょうど私と同年代の先生が多く、本気で仕事をしているプロを目の当たりにして、グッとくるものがあった。
達成感にみちた晴れ晴れとした園児と先生をみて、ほんとうに元気をもらった。いいものをみせていただいた。お金を払いたいくらいだ。
そして、最後の園長先生のあいさつで、園長先生もまた、涙をこらえているようだった。先生たちに対しても、「みんな自慢の先生です。誇らしいです!」と話されていた。
私は、今まで自分の上司だった人たちにそんなふうに言ってもらえたことはなかった。本気の先生たちがうらやましくも感じた。
私は私で目の前の仕事、がんばろう、と思った。
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