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視点・視野・視座、そして、視界
今回は会計などの固定的な感性ではなく、会社を継続していく中で重要な「ものの見方」や「論点の見方」を解説します
◆ それぞれの定義
ビジネスシーンにて
「視野や視界が狭い」「視点が違う」「視座が低すぎる」
などを言われたことがありませんか?
視点や視野、視座とはいったい何なのか?
そして視界が一番大事である点などを解説していきます。
このコラムを最後まで読むと「人に伝える力を養う」ことができます
まずはそれぞれの意味を考えてみましょう。
視点・・・物を見るために向けた視線がそそがれる点。
視野・・・外界の一点を凝視するとき、その点を中心として見える範囲
視座・・・何かの物を見る場合の位置取り
視界・・・前方を見通して目で見られる範囲・区域
と定義できます。
文字だけではあまりイメージできないので・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1662454679210-lBE5iOkGOU.png?width=800)
図で表現するとこのようなイメージです。
◆ 視点・視野の違い
まずは視野と視点は何に焦点を当てているかという点で共通します。
視点が具体的・限定的なのに対して、視野は範囲だと言えます。
例で説明すると・・・
視点とは、数字で見るのか、効果で見るのかなどより具体的項目で
視野とは、いつからいつまでの期間など範囲やレンジを表します
会計などで言うと売上(視点)の3月から6月まで(視野)を表示する
ようなかたちで表現します。
◆ 視座とは・・・?
では
視座とはいったい何なのか?
これは見方、視る源泉にあたるので誰の立場なのか?を表すことが多いです。
視座が高いとは・・・経営者目線であったり、高い目標・効果を期待する
視座が低いとは・・・従業員目線であったり、現場から見た目的など
このように違います。
つまり
視点と視野は「視座」によって大きく変わります
会社組織を例にとると
視座が高い場合は経営者の考え方であるため
全社的な意思決定がゴールであるのに対し
視座が低い場合は
現場の実務をスムーズにこなしていく方法がゴールであったりします
要するに
「視座」を間違ってしまうと共通目的や共通言語を失ってしまうため
合意を取れず齟齬が生じる可能性が高くなります
◆ 視界、そして、まとめ
視座の設定を誤らないように視界を広げ
まずどの視座が最適なのかを確認したうえで
視点や視野を決めていく
当然ながら経営者層ならこれができないと
たくさんの人間を引っ張っていくことはできません
「従業員がわかってくれない」
「社長が理解してくれない」
のではなく視座を合わせることが大事です
まず全体を見渡して
① 視界を広げ
② 最適な視座から
③ 視野で狙いすまし
④ 視点を決定
これができるかできないかで相手に伝わるかどうかが変わるでしょう
会社や事業を継続するためには
長年やってきた業種を転換する必要があるときもあります
これは時代の流れであり
「変化」に対応できる力を養わなければなりません
ウチの会社にはコレしかないんだ・・・
ワタシはコレしかできない・・・
そんな考えは捨てて『視界』を広げてみてはいかがでしょう?
KRN株式会社 代表取締役
経営コンサルタント 齋藤健太郎
コワーキングスペースBOX-VASE オーナー
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