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#6 なぜ教育なの?①

今日は、僕が、日本の教育を変えたいと思ったキッカケについて書きたいと思う。

いつからだろう?教育に興味をもったのは...と、振り返っていくと、本当のスタートは、小学校時代に遡るなと、最近になって気づいた。

〜小学校編〜
我ながら、僕みたいな、小学校時代を経験してる人は、僕の兄以外には、いないんじゃないかな笑

僕は、小学生の時、放課後に友達と遊んだ記憶はほとんどない。だから、みんなが経験してるような、放課後集まって、駄菓子屋に行ったり、校庭で野球をしたり、友達の家でゲームしたり...。そんなのはやってこなかった。

唯一、遊べるたのは、学校が昼までの時だけで、学校が終わってから、17:00までの時間だけだった。

なぜなら、ビックリするくらい習い事で、毎日埋まっていたからだ笑

月曜日:水泳
火曜日:ECC→公文→水泳
水曜日:水泳
木曜日:水泳
金曜日:習字→水泳
土曜日:塾→体操→水泳
日曜日:水泳の試合

みたいな具合で、1週間、フル稼働。だから、時間がなくて、毎日、親が学校まで車で迎えに来てた。

今では、良くやってたなってほんと思う。
その頃の僕は、これが普通だと思っていたし、楽しくやってたから、まぁー良かった。

(これが、異常だと知ったのは、実は中学入ってからだった笑)

その頃の僕は、公文や塾に行ってた事もあって、学校の中で1番勉強が出来てたんじゃないかなって思う!
(公文では、気づいたら、小1の時に中1の数学やってたりしてたこともあって←僕には何がなんやら分かっていなかったww)

だから、よく友達に、勉強を教えてた。
この頃から、すでに自分の知識や経験が、人の役に立つということに喜びを感じてたのだろう。

教えたことで、友達の中で、できないことが、できるようになった成長を見るのが好きだった。

僕の[教育]に対する原点は、ここから始まったように感じる。自分の大切にしてたものが、ようやく、最近、思い出せたのだ。

でも、僕は、中学→高校→大学と年齢を重ねるに連れて、自分が何をしたいのか、何がしたかったのか、全くなくなってしまった。

〜中学校編〜
中学校では、小学校の反動で、道を外れかけ、勉強を放棄し、部活も辞め、ピアスを開けてみたり、髪を染めてみたり、とにかく、毎日、友達と、深夜まで、遊び回った。家に帰らない日も多々あった。

僕は知らなかったが、ほぼ毎日、学校から、親の元に電話が来ていたらしい...。

なぜなら、僕は、中学では、本気で続けてきた、水泳までもやめ、そして勉強する意味も分からなくなったからだ。

なにが僕にできるんだろう?将来どうなりたいかも、わからない。だから努力する先がなくなった。頑張る意味が分からなくなった。

だから、今までとは、全く、違う世界を見たかったのかもしれない。そこで、自分は何者で、何者でありたいのか、探していたのかもしれない。

そこに、何かあるんじゃないかって。

初めは、遊ぶことは、凄く楽しかった。バカやって、騒いで、よくない事も、いっぱいした。新しい経験ばかりで、刺激的だ。

でも、結局そこには、何もなかった。
ただただ、毎日が過ぎるだけ...。
次第に退屈になってきた。でも、僕には、努力する先がどこにもない。

それを、紛らわすべく、一段と増して、遊びに遊んだ。

もちろん、勉強なんてしないから、成績もどんどんと下がる。親とは毎日大喧嘩。

僕は、反発するばかりで、親しい人ほど、自分の思いを伝えるのが苦手だったから、親には相当心配はかけたと思う。

2年ほど、フラフラし、徐々に、高校の受験が迫ってきた。

迷った。自分の人生、どうなったっていいや。だって、やりたいこともないし。って投げ出してやりたくも何度もなった。

その時の僕には、二つの選択肢があった。
もう一度、勉強をして、住んでた地区の学力がトップの高校に行く。

このまま、遊び続けて、高校にも行かない。

この二つ。

自分の中で、葛藤したが、答えは見つからない。

でも、その時に、塾の先生から個室に呼び出され、言われた一言が僕の心に残った。

[このままでいいの?トップ高に行けないよ?][行かないなら、別にいいんだけど。][自分を探したいなら、各学校から、成績上位1%弱が集まる、そんな世界を見てみたら?]
[何か見つかるんじゃない?]

時間で言うと5分程度。
この人の、この一言が、僕の人生を大きく変えた。

あっ、そうか!そこに何かあるのかも。僕が求める、何かが。そこに行かなかったら、僕、これから、ずっと後悔するだろうなって。直感で感じた。

本当は、二つの選択肢はあったけど、僕の心の中では、一つ決まってたのかもしれない。ただ、誰かに、背中を押して欲しかっただけなのかもしれない。

そこから、やる!と決めたら早かった。
今まで遊んでた、友達とは遊ばなくなった。
全部断って、毎日勉強。次第に誘われなくもなった。

学校でも、授業は無視して、成績を上げるために、今やるべきことを優先して、全振りした。

そうしないと、間に合わなかった。トップ高を目指す人には、追いつけなかった。

来る日も来る日も、勉強で、
そうすると、[あっ、学ぶのって楽しいなって小学生ぶりに感じることができた。]

少しだけ、勉強する意味が分かった瞬間だったのかもしれない。

結果は、ほんとギリギリだったけど、なんとか合格できた。

〜高校編〜
高校に入ってからも、継続して、自分を探し続けた。もちろんやりたい事もないし、将来どうなりたいかなんて、分からないままだったから。

そして、僕にとって、刺激的な毎日が始まる。
ここには、新しい世界が広がってた。

勉強面でいくと、はっきり言って、天才も多ければ、努力の化け物も多かった。

ここでなら、何か変えられると思った。
中学時代に感じてた、心にぽっかりと空いた穴が、埋まるんじゃないかなって。

この時、僕って、普通なんだなって気づいた。
実は、それが、凄く良かった。
自分で賢いと思ってたけど、中の下くらい。
面白い。ワクワクする。

こんなにも、世の中にはすごい人がたくさんいるんだ!って楽しかった。

部活も、今までやったことのない、バレーボールを始めた。

個人スポーツの水泳しかやってこやかったから、その対局にある、チームスポーツ。

全てが新しい。
勉強も、面白い。

努力する先が見つかった!
全てが、0からのスタート!!

高校時代は、勉強に部活に明け暮れた。毎日が、新しい事の連続で、刺激に満ち溢れていた。

今まで、人とは違うのかも...。頼る相手もいないし、人から教わる事も、ほとんどない。一人で全部やらないと。って思いこんでた。

負けたくないって思ったり、友達が勉強してるし、僕もやろーみたいな、一緒に、お互いを高め合う。っていう事の、素晴らしさに、この時初めて、気づくことができた。

一緒に、ステージを上げていくっていうのは、この事か!って!

だから、この三年間は、ずっと本来の自分であり続けることができた。

でも、僕には、将来やりたい事はないままだ。
訳もわからず、高1で文理選択をされられ、数学が好きだったから、理系に進む。

なぜかは分からないけど、大学には行こうと、思ってたので、とにかく受験勉強もし続けた。

っていうか、大学に行くという選択肢しか知らなかったのだ。

だから、この頃の僕は、将来、白衣を着て試験管を振っているんだろうな...。って思ってた。

それ以外に、どんな働き方があって、どんな仕事があるかなんて、さっぱりわからない。

学校の先生も、周りの大人も教えてくれない。
というか、みんな知らないんだろう。だって、学校の先生は、学校の先生しかやったことがないし、周りの大人は会社員しかしらないのだから。

みんな選択肢を持っていないのだ。

そもそも、普通に学校に行くだけでは、社会のことは学べない。だから、将来どうありたいかを、選ぼうと思っても、高校生の僕には選べない。

周りの人は、誰も知らないのだから、もちろん、僕も分かるわけがない。

志望校とか言われても、別になぁー...。とりあえず、ここって言っとくか。その程度だ。

明日に続く...!





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