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教員採用試験突破法①~全体的なお話~

 世間は受験のシーズンとなってきました。そして、教員にも試験があります。そうです!教員採用試験です。試験は7月、申し込みは5月GWぐらい、試験は7月かと思うのですが、そろそろ準備する方もいるでしょう。
 そこで、教員採用試験の体験記を書いてみたいと思います。今回は全体的なお話。小論、面接などの個別の対策は後々書いていきたいと思います。僕の経験が少しでも役に立てば幸いです。

①情報収集。ヘッドピンを狙え!


 まずは情報を得ることが大切。「合格のためには○○した方がいいよ!」みたいな話は、なんだかんだでその受験する自治体の教員が持っています。まぁ、当たり前ですが…。だからその自治体の教員にあたるというのが得策でしょう。でも、学生で地方から東京に出て行ってるなんて状況だと、なかなか地元の情報が入って来ないってことあるじゃないですか?あとは教育学部じゃないから、近くに教員志望がいないとか。ちなみに僕はこれでした。アンテナ高く。地元(受験する自治体)とのパイプを作りましょう。
 「面接何聞かれた?」とか「出題の傾向は?」とか、そんな話は新しければ新しいほどいいので、できれば、前年に教採に合格した人に聞いてみましょう。
 あとは、校長先生ですね。試験の内容は県教委だったり管理職の人達が決めます。面接は校長先生とかがやることが多いです。さすがに試験の内容教えてくるまではないと思いますが、きっと有益な情報を得られると思いますよ。
 ボーリングでもストライクを取る時には、ヘッドピンを狙うじゃないですか?それと一緒。何かを達成したかったらその道の一番の人に聞くのが良い。だから、「ヘッドピンを狙え!」です。

②人を巻き込む。使えるものは何でも使え!


 試験は筆記試験、小論文、面接、グループディスカッションなどなどいろんなものがあります。そして、それぞれの対策をしていくわけですが、人を頼りましょう。目標を言葉にしましょう。きっと自分を見ていてくれる人がいます。
 僕は講師経験があるのですが、筆記の勉強は先輩の先生や同僚の先生に教えてもらいました。特に専門外。小論文は国語の先生に添削をしてもらい、面接練習は校長先生にやってもらいました。だから、合格したというより「させていただいた」という方が正しいのかもしれません。多くの人の協力は、自分の行動に責任を持たせます。
 僕はいろんな人に背中を押してもらいました。時に、叱咤激励がありましたが…笑。みんな「厳しくて優しい」です。
 そんな人たちに教採を通して出会えたのは、今でもほんとに良かったと思っています。
 講師以外の学生の方なんかは大学の先輩とか、進路室?(大学ってこういう言い方するのか?)みたいな部署の方とか、高校時代の担任の先生とか、頼るとこっていっぱいあると思います。上手に活用しましょう。
 だから、言い方悪いですが「使えるものは何でも使え!」です。

③自分になる。夢を追え!


 もしかすると、なんとなく教員になりたいという人がいるかもしれません。でも、面接では聞かれます。「なぜ教員を志望したのですか?」「やりがいは何ですか?」「どんな教員になりたいですか?」
 教員採用試験って、こういう面接の受け答えを考えていく中で、現状ぼんやりとしている自分の理想の教員像とか、どんな教育をしたいのかという自分自身のヴィジョンをはっきりとディファインしていくことに、合否以上の「意味」があると思んですよ。これって、結局教員として自己実現を果たしていく上での「原点」じゃないですか?
 だから、安易に目先の利益にとらわれず、自分の経験を深堀りしながら自分と向き合ってじっくり考えていくことが大事だなと思います。それが「自分」になる過程かと。
 理想を理想を語りましょう。憧れを語りましょう。夢を語りましょう。そして、そのために行動しましょう。
 だから、「夢を追え!」です。

 今回は、教採を受ける上での全体的なお話を書きました。次回以降、1次対策編、2次対策編みたいな感じで個別に書いていきたいと思います。

それでは!



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