子どもが歩いていたこの道を

短い影が見えなくなる天気が続く
もうずっと晴れてないや
誰も悪くないから
余計に腹を立てながら部屋にこもった

ボールが地面を叩く音や
羽が空に飛び上がる音に
窓を開けたくなった
生ぬるい風が部屋を吹き抜けた
その風で全てを連れ去ってほしい

静かになった とても とても
うるさいと怒鳴っている方が
実は楽しかったのかも
早く戻って はやく はやく
それが僕の好きな景色だから


見えないところでは悔しい想い
見えてるところでは悲しい願い
誰1人悪くないから
もう誰もいなくならないで重い願い

恋を語る照れた声や
汗をかいて叫ぶ声に
久しぶりに会いたくなった
みんなそう思ってるんでしょ
みんなそう、同じなんだよ

明日は変わるさ めぐる めぐり
今までよりも好きな景色に
だからもっとゆっくりさ
やっぱ早くなんて言わない
いつかみんな戻ってきてよ

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