見出し画像

苦手を乗り越えた先に

日に日に思う、自己肯定感の大切さ。
自分はできるんだと思える実感。
誰しも苦手なことはあるだろう。

そんな私も接客が得意とは言えない中で
仕事をするようになった。
接客どころか対人恐怖さえ感じることもある。

それでも人と話すというのは不思議なもので
気づくとちゃんと会話ができている。
一体一だから一人一人に向けて話すことができる。
この点は怖がらなくても大丈夫だった。

ほとんどが高齢者の場合、耳の遠い方も多い。
自然と声を大きくゆっくり話す訓練になった。
また順番待ちが増える中で、
遠くの人に向けて大声を出すことも訓練だった。

見るだけでも遠いこんな距離、
いつもなら声が届かなくてどうしようと思っていた。
何度も話す経験をしたおかげか、一番遠くの人にも届いていたことがすごく嬉しかった。
自信になった。

たくさんの人、色んな性格を持った人がやってくる。
今日はどんな人が来るのだろうか。
それは怖くもあるが面白さでもある気がした。

怒りっぽい人、丁寧な人、寡黙な人、陽気な人…
そんな中、数をこなすとどうも似たような人たちが多いことに気づく。昨日も見たような顔だなあ…そんなことも考えていた。

また、言葉の使い方ひとつで気に触る人も多かった。
分からなくもないな、という視線で言い方を変えた。
いちいちうるさいとか、めんどくさい対応とか言う人たちもいたが、私はそこまで怒る対象としては見ていない。とても勉強になった。

やってくる人も違えば、対応をするメンバーも人によって話し方がまるでちがう。
同じ説明なのに雰囲気から声のトーン、大きさ、スピード、間の開け方、仕草…

こちらもこちらで好印象な人、苦手意識を持つ人、やっぱりいる。苦手な人にはどうも近づけない性格だ。嫌っているわけではない。なのにお互いがどこかぎこちなくなってしまって気まずい。
これもやはり相性というものが切り離せないのだろう。

そんな体験をしている中、前の自分だったらどうだっただろうとふと思う。
慣れもあるのか、疲れは出るが不思議と嫌ではなかった。
このきっかけでまたひとつ成長できた自分に褒め言葉!
バーッと日記に書き残せたこともなんだか嬉しい。

できることが増えていく自分は好きになれる。
さあ、次のステップへ!!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?