希薄な私たち

孤独というよりは希薄なんだろうな。
薄っぺらい関係に嫌気がさす。
でも自分から深くなんて関われない臆病者。
それでも誰かしらのおかげで、私は今ここにいる。

大事な人に傷つくことも傷つけることも嫌で
そうでない人にばかり関わってしまう。
結果的に誰を頼ればいいのか分からない。
気楽な関係ばかりを望んでしまっていた。
気付けばたくさんの扉が閉じ始める。

誰かを好きで居続ける努力も、
好きになってくれる努力をすることも必要で。
そんな努力の先に関係があるのかなって
苦手な自分にスポットライトが当たった。

どこか衝動的で、消極的で、
近づいては、消したり、壊したり。
そのたびに傷もついて回って、関係なんていらないと、何もなかったことにしたがるんだ。
知らず知らずに、なりたくない自分がチラついていく。

相手も自分も嫌いになりたくないから、近付かない。
なんだか本心はそっちなんじゃないかと思う。
関係を学んでこれなかった子どもは未熟だ。
そんな子どもがお手本にしたのも、きっと未熟だ。

それでも変わっていく年月がある。
こんな自分でも好きでいてくれる人はいて、
こんな自分でも好きになれる瞬間はある。
いま自分に出来ることを続けていこうと思う。

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