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閃光科技の“可視光通信”アリババ、テンセント、アマゾン、中国工商銀行等、世界の巨大企業も注視

現在主力のIOT通信手段、QRコード、NFC、Bluetooth、NB-IoT(ナローバンド)を超える“可視光通信”の勢力が拡大し、実用段階に入っているという。

今回の記事で紹介された光芽科技は、ニューリテールの各場面において、具体的導入の役割を担う。それでは可視光通信技術そのものを開発した、親会社の「閃易科技」とはどんな会社なのだろうか。社歴は次のようになっていた。

(2015年)
2月、中控集団(IT大手)とアリババ幹部の共同により、浙江省・杭州市で設立。
3月、スマホ用可視光技術を発表。
11月、シリーズA融資をまとめる。
11月、浙江杭州未来科技城の“2015年度重点項目”に入選。
(2016年)
10月、紹興市柯橋の農産品市場において可視光決済“光閃付”の実験開始。
11月、光閃付、食品のトレーサビリティに有効との高い評価を得る。
(2017年)
7月、光閃付、国務院副総理視察、全国へ紹介される。
10月、柯橋農産品市場「光閃付智慧菜市場」建設始動。
12月、国家金融ICカード認証を得る。中国銀行と提携。
(2018年)
1月、浙商銀行のブロックチェーン技術に採用される。
4月、杭州光芽科技有限公司を設立。
(2019年)
5月、浦東発展銀行(上海)の「第二回国際金融科技創新大会」においてプラチナ賞を受賞。

提携パートナーは、中国銀聯(銀聯カード)、支付宝(AliPay)、微信支付(WechatPay)
中国工商銀行、中国建設銀行(いずれも国有四大銀行)南京銀行(地方銀行のリーダー格)、
緑城集団(不動産大手)、さらに海外勢ではAWS(Amazon Web Service)、Plug And Play、
さらに話題のWeworkの名も見える。アリババとテンセント、アマゾンのそろい踏みである。世界的に大きな関心を引いているのだ。出自はアリババ系だが、世界標準の技術を目指しているのは間違いない。

閃光科技の公式サイトは、光芽=ニューリテール、閃易優客=民宿システム、閃光門鎖=ドア開閉システム、閃光門禁=スマホ開錠システム、と分類されている。一番ややこしく、アリババ系と誤解されそうな部分を、別会社の光芽に分離したということだろう。いずれにしても目の離せない、大注目の新技術である。

コスパ・テクノロジーズCEO / BtoB企業のブランディングと海外向け施策が得意なWeb制作会社 / SNS総フォロワー5万 / HP→ https://cospa-tech.com/