子どものプログラミング教育を家で始めてみる (その2:調査編)
どの教材で始めるか
前回は家でプログラミング教育を始める背景を書いたが、今回は調査編としてどの教材で始めるか検討した結果を書こうと思う。
ざっと調べたところ、プログラミング教材としてはざっくり3カテゴリーに分けられるという印象。カテゴリー間の境界は割と曖昧だけど大体下記のようなイメージ。
①コーティング系(PC)
まずは、PCさえあれば始められるコーディング系カテゴリー。ビジュアルプログラミングと呼ばれる、ブロックをつなげるインタフェースで取り組みやすいのが特徴。また多くは無料なので始めやすい。
ScratchJr (スクラッチジュニア)
子ども達(5歳~7歳)が対話型の物語やゲームを作成することができる、MITメディアラボが作った入門用プログラミングアプリ。我が家ではイギリスロックダウン中に既に取り組んだ経験あり。なので今回は(私が)違うのを試してみたいのでパス。
Scratch (スクラッチ)
ScratchJr の次のステップとして有力な選択肢。ScratchJrに比べて対象年齢が広がり、できる事が増えているという印象。
②ロボット系(ロボット+PC)
プログラミングでロボットなどを動かすことができるロボット系カテゴリー。PCを使わなくても始められるものが多いと思う。ちょっと値段が高め?
toio (トイオ)
個人的に調査を始める前から最もやってみたかったtoio。プレイステーションのSIEから販売されている。カートリッジを変えることで他のゲームもできる拡張性あり。万が一、子供がはまらなくても違う遊びが可能。値段と配送料などを考えてひとまず断念。でも今でもチャンスがあれば触ってみたい。
LEGO
説明不要のLEGO。当然、プログラミング教育にも力を入れているよう、アプリでロボットを操作したりもできるみたい。公式サイトは見ても正直よくわからなかった。
KUBO
娘の学校でも使われている久保くんことKUBO。娘はコレがいいと言ったが学校でも触れるので家では違うのが良いのでは、ということでパス。
③ものづくり系(基板+PC)
基板を使ってLEDを光らせたり、子供のクリエイティビティを活かせるものづくり系カテゴリー。ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も得られる。値段はロボット系も少し休め。前の2カテゴリーよりも対象年齢は高めかも。
Raspberry Pi
イギリスのRaspberryPi Foundationが学校教育用に開発したArmプロセッサを搭載した小型のコンピュータ基板。王道中の王道。Web情報も豊富。
Micro:bit
イギリスのBBCが主体となって作った教育向けマイコンボード。 英国では授業の中で活用が進んでいるそう。今のところ日本での知名度はイマイチ?
じゃあどれにする?
結論から言うと、Raspberry PiとMicro:bitの組み合わせで進めてみることにした。娘は工作が好きだしクリエイティビティを発揮してほしいという事と、ソフトウェアだけでなくモノに触りながら楽しんでほしいと思ったため。あとは、今イギリスにいるしなんとなく馴染み深いので(私が)。まぁ、飽きてしまっても色々と試してみようと思う。
次回は、Raspberry PiとMicro:bitをどう組み合わせるか、注文やらセッティングなどの準備編を書く予定。
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