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「と」の力。

渋沢栄一の大河ドラマ『青天を衝け』は面白かった。
その渋沢栄一の孫の孫である渋澤 健 氏の話を聴く機会に恵まれた。
ウェルビーイングポリシー研究会のオンラインセミナー。
こんな話を添田にいながら聴けるのだから、ありがたい。
しかも、質問までさせてもらいました!

渋澤健さんの話で印象に残ったのは、「と」の力がが必要だということ。
『論語「と」算盤』の「と」です。
対比されるのは、「か」の力。
渋澤健さん自身が「と」の力について書いています。

AかBではなく、AとBのどちらも大事にする。
論語も算盤もどちらも大事。
話の中では、「カレーうどん」の話も。
カレー「か」うどんではなく、カレー「と」うどんを合わせることによって、新しいメニューを創りだす。
創造には「と」の力が必要だと。

ついつい政治(選挙)となると、A「か」Bで考えてしまいます。
「推進か中止か」「これまでのやり方か新しいやり方か」などなど。
でも、これまで町が辿ってきた歴史の先にこれからがあるのであり、どちらかだけが正しいわけではなく、それを選ぶことはできません。
どちらかだけを選択することは、選択しなかった方を否定してしまうような気もします。
これまでのことも大事にしながら、これからにどう活かしていくのか。劇的に変化する環境への対応が求められているんだろうなと思います。
だからこそ、「と」の力が必要なんだなと改めて思いました。
しかも、単純な「+(たし算)」ではなく、「×(かけ算)」だなと。

私のビラにも「これまでと これからを 引き受けます」と入れましたが、「と」の力の考えがちゃんと反映されている!と後付けながらに思います。


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