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「読書の方法/久木田裕常著」ビブリオエッセイ

「やらないでいるかぎり、ちゃんとできるという可能性を永遠に持ちつづけることができます」
読書の方法についての本なのに、一番刺さった言葉がこれでした。
なりもしないのに「やればできる子」だから、というのと同じかもしれません。
限界までやってみて、できなくて奈落の底に落ちるぐらいなら、「やればできるんだけどねー」
って、はぐらかしている方が傷つかなくてすみます。
一種の防衛本能かもしれません。
その防衛本能を蹴散らして、いや、不感症で、やり切った人だけに成功のチャンスが来るのだと思います。
のらりくらりと「チャンスがないんだよねー」なんて言っている人には、目の前をたとえスローモーションでチャンスが通り過ぎて行っても気付きもしないのでしょう。
どんなことでも一所懸命にやる。
そうしたら、今までなかった仕事が生まれるかもしれない。
現実に、なんで稼いでるんだろう、どうしてそれで稼げるんだろうと昭和の人間にしたら、不思議な若者が増えています。
みんな、チャラく(古っ)見えても、しっかりとやる事をやっています。結果だけを真似てもうまくはいきません。

一流になるために必要な時間は1万時間だそうです。
10年で達成するには一日3時間。
5年なら6時間。
もし、あなたが30歳だとしたら、今日から一日1時間、一つのことをやり続けたら、還暦には一流になれるかもしれませんね。

そうそう、読書の方法。
読み始める前に、この本で何を解決したいのか、解決するヒントを掴みたいのか、問題意識を持って読み始めるといい。
その問題は、その本の内容に関係ないものでもいい。
実は、私、この本を読みながら考えていたのは、コロナ禍で営業不信の本業の立つ治り方でありました。
全く関係ないのですが、不思議とやってみることが見えてきたのです。
だから、今のは悩み事の答え探しをしながら本を読んでみると面白いと思うのです。
これは、しばらく実証実験することにします。

さっ、次は何を読みましょうか。

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