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「人生をマネジメントする 1日を27時間にする思考法」石川和男著書 ビブリオエッセイ

「あなたの不安を拭い去るために登場した本」
プロローグの初めにある言葉だ。
なるほど、これは時間術のknow-how本じゃなく、時間術の思考法の本なんだ。
自分の不安は、時間に追われて、やってもやっても先取りには程遠く、追われて、しまいには追いかけていたのだ。
「あれ?それってもう終わっていませんか?」
まさか、終わったことをやってるなんてないでしょ。
いやいや、あるんです。
「締切」のあるあれです。
今時なら、小学生の夏休みの宿題や自由研究。
先取りするつもりでやり始めて、まっいいか、明日からやろうなんて思っているうちに、休みも後2日。追われて、追い越されて、追いかける羽目になる。
その落とし穴にはまるのは、小学生だけのことじゃない。
大人の始末が悪いのは、追われて追い越されて追いかけるを忙しい、頑張ってると何だか仕事ができる人なんて勘違いしてしまうことだ。
先取りして余裕がある人が、楽して怠けてるように見えてしまう場合もあるかもしれない。

しばらく、そんな状態に陥っていた私が、この本を読み進めているうちにハッと気づいた。
「頭を空にして、ボーッと出来る時間」

「自分の頭で考えられる時間」

「自分軸を作っていく時間」
そうか、頭を空っぽにする時間を作るのを忘れていたのか。
これ、潜在意識はシグナルを送ってきていたんだ。それは、やたらと温泉に行きたかったこと。
たとえ、相方と一緒だとしても、温泉に入っている時は確実に1人になれて、携帯も本も持ち込めない環境は、黙っていてもボーッとするか、考えるしかないのだ。
そうか、私が温泉に行きたい!と思った時は、ウルトラマンの残り3分のピコピコと一緒なんだ。

心が満たされると、心の在り方が変わり、人生が変わる。
「やればできる!」の思考が、心にゆとりを生み出す。

行き詰まった時の、私の三種の神器は、
1「なんくるないさ」
2「やればできる!」
3「大きな栗の木の下でを、口ずさむ」
これで、気持ちが落ち着き、次の手を考えられるようになる。

勘違いや良い思い込みは、理にかなっていたんだ。
「カラーバス効果」
赤い車が欲しいと思えば、街中の赤い車ばかりが目に入る。
街を歩いていても、欲しいものばかりが目につく。そうか、何も目に留まらない時は、欲しいものがない時なんだ。
「幸せになる」と決めたり、「夢」を紙に書き出したり、夢に近い写真や絵を目のつくところに貼ったりして、強く強く潜在意識に刷り込む。
そうしたら、そうなるための情報に気付きやすくなるんだ。その情報=チャンスを掴んでいけばいい。
夢実現の最短距離法は、勘違いと思い込みと言えるかもしれない。

1日を27時間にする!!
それには、指示待ちからの脱却、他人に振り回されない働き方や生き方を選択するべし。
それができたら、同じ24時間でも、以前の時間に換算したら27時間の価値に変わると言う事なんだ。

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