今、企業にできること

北陸の地震から1週間が経ちました。時期的に、次の支援のフェーズが見えてくる頃なのかな……と、個人的には感じています。

気になるのは、物流のストップ。
震度7と聞いた時点で覚悟していましたが、やはり物流が止まっていますね。

ですがいずれ再開しますし、その時までに被災者の体力が持つかどうか。それが今後の生活再建の鍵になってくると思います。

noteでは、よく「企業主催」のコンテストが開催されています。結構大手の企業も参加されていますが、このような非常事態のときこそ、ぜひとも「企業」の底力を見せて欲しいというのが、今の私の願い。

たとえば、アイリスオーヤマ様。

非常食なども販売されており、熊本地震のときにも大規模支援を行われていたと記憶しています。

今回の地震は、北国で真冬に起きた地震ということもあり、被災者らはまず間違いなく暖を取るのに御苦労されているはず。
暖房器具は勿論のこと、温かい非常食などを送られたならば、明日への活力になるのではないでしょうか。

地震のときはどうしても食事が粗末になりがちです。ですが、一日や2日は我慢できても、数日も冷たい食事ばかりだとかなり辛いものがあります。
これからそのような問題が発生してくると思いますから(東日本大震災のときの経験より)、ぜひ、ご一考いただければ幸いです。

あるいは、ユニ・チャームさま。

避難所には、もちろん赤ちゃんを連れた人なども避難しているでしょう。また、意外と?声を上げにくいのが「女性の生理用品」の必要性。
生理的現象とは言え、男性のスタッフなどには堂々と言いづらいです。ですがこれも女性の必需品ですから、ぜひとも被災者へ支援して頂きたいです。
私自身も東日本大震災のときになくて、難儀して遠方の友人に頼んだ経験がありますしね。

また、片付けなどに向けてマスク・軍手も必須アイテム。マスクは感染症予防は勿論のこと、結構粉塵が酷いはずですから、やはり必要です。
後は、崩れた屋根の応急処置に使うブルーシートも、東日本大震災のときは入手困難だったものの一つでした。

さらに、断水が続いているとのことなので、食事の際に「食器を洗わないようにする」工夫も必要です。
私がネットで情報を得て使っていたのは、「ラップ」。高級品でなく、業務用の安いラップで十分です。これを紙皿などに敷いて、その上に食品を載せれば、水を使わずに衛生的に食事ができます。
これも被災地では入手困難な可能性があるので、どこかの企業の「支援物資」の一つとして、参考にしてもらえれば良いなあ……と思います。

もっとも、ここに上げた企業様らはとうに行動されているかもしれないですし、もっと多くの企業がすでに支援に向けて動き出されているかもしれませんが……。


以上は、たかが一個人、されど元被災者としての意見。
どれだけ企業の目に留まるかはわかりませんが、被災地は「待ったなし」の状況であることは、容易に想像ができます。

たかが一個人の意見でも、言わないよりはまし●●かもしれません。
「やらぬ善よりやる偽善」。
別に、これで私が傷つくわけではないので、企業のレスポンスがあろうとなかろうと構わないのです。

どうか、北陸の人々がこれから立ち直っていくための一助となれば、幸いです。

※追記
お辛いとは思いますが、被災者の方々は損害の状況を「写真撮影」しておいて下さい。
後々、「罹災証明」などを受ける際の証拠資料となります。
自宅損壊では、「一部損壊」と「半壊」「全壊」で受け取れる義援金の額もかなり変わりますから、証拠を残しておくのは今後の自分の生活のためにもなります。


#エッセイ
#企業
#地震
#今私にできること
#防災いまできること
#みんなの防災ガイド

この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

防災いまできること

これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。