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2023須賀川桜紀行

散歩がてら、ふらっと地元の鎮守に足を運んできました。
余談ですが、現在たまに更新中の「泪橋なみだばし」に出てくる「二階堂為氏ためうじ」が、「お諏訪さま」をこの土地に勧進したと言われています。

今まであまり真面目に見なかった句碑にも、注目してみました。
奥の細道には出てきませんが、芭蕉&曽良が滞在したとされる「相楽等躬」宅からは比較的近いですし(歩いて10~15分くらい)、芭蕉がお諏訪様を訪れていたとしても、不思議ではないかもしれません。

うらみせて涼しき瀧の心哉
(うらみせてすずしきたきのこころかな)

作句:松尾芭蕉(曽良説もあり)
季語:涼し(三夏)

須賀川市内にはいくつか滝があるのですが、ここでいう「うらみの滝」は、何となく「芹沢せりざわの滝」かなあ?と想像しています。
もっとも、現在はなかなかの草深い土地となってますが^^;

さて、この「お諏訪様」の裏手には、エドヒガン(桜の一種)の森があります。
案内板によると、

  • 樹齢300年に及ぶエドヒガンの巨木が群生

  • 純粋種の種子が大量に採れる

  • 現在、生育環境の悪化から貴重な桜の樹勢が衰退、腐朽の危機にさらされている

とのこと。
桜の古木・銘木とされるものは概ね「エドヒガン」系が多いのですが、このようにひっそりと守られている古樹も、趣があります。

ちなみに、神社近くには「亜欧堂田善あおうどうでんぜん」の胸像もありました。
「須賀川出身の芸術家というと「円谷英二監督」が真っ先に思い浮かびますが、銅版画家の亜欧堂田善も須賀川出身です。

小学生の頃は、わけも分からずに校歌で「芭蕉田善懐かしむ~」なんて歌っていましたが、大人になってその意味を理解すると、須賀川は本当に、芸術家に愛された街なのだと感じます。

さて、お諏訪様に散歩に出かけたのは、「みん俳」用に句を捻ろうと思ったのですが、まだ自然の力に圧倒されっぱなしです(笑)。
既存の句を提出してもいいのですが、できれば新作を出したいもの(*^^*)

というわけで、現在苦吟真っ最中です(笑)。

※少しCanvaの調子がいまいちのようです。
→後で、トップ画像をいじります。


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