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読書ブログ

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読了した本のことについてゆるく書いてます。
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2023年5月の記事一覧

好きになった人を振り向かせるための努力は楽しい

この著者の『バター』という小説を前に読んだことがあるのだけど、その小説と同じく、この小説…

面倒くさい関係は長引かせずに、さっさと終わらせたい

『道草』というタイトルとこの物語の小説はどういうふうにリンクしているのかなあ、よくわから…

相手のことを考えて恋をしているときが一番楽しい

やっぱり好きな人に会いに行くときはちゃんとした格好をしたいし、素敵だなとかセンスがいいな…

束縛されるくらいなら、愛されないほうがまだマシ

なんだか久々にいい小説を読んだなあという気になった。 というよか、なんだか懐かしい気持ち…

独特でイヤラシイ世界観がクセになる面白さ

江戸っ子のような愉快な語り口で「こんなことがあったんすよ〜」と経験談を語って聞かせてくれ…

会社に依存せず、自由な働き方と人生を切り開いていく人たち

フリーエージェントとは、会社に所属することなく、自分の得意なスキルを活かして自由に働いて…

その人の考え方を率直に知れることがエッセイの面白さ

角田光代さんの本を初めて読んだのは、小説ではなくてエッセイ。 それも、旅のことを中心に書いたエッセイだった。 旅がしたい、旅に憧れる自分としては、こんなに面白おかしく書いて、こんなにも引き込まれる旅の数々のエピソードに引き込まれた。 それから小説の方も気になって読んでみたりしたのだが、個人的には小説よりもエッセイの方が好きになった。 いや小説家さんに対してすごく申し訳ないのだけど、ぼくはエッセイの方が面白いし、親しみを感じてしまうのだ。 おそらくそれは、語りかけてくるような文

愛嬌のある登場人物たちが紡ぐ、出会いの短編集

伊坂さんの作品は何作か読んだことがあるけれど、僕の中ではどんな作品も安定した面白さがあっ…

格差社会まみれの絶望しかない世界に、僕たちは生きている

『無理ゲー社会』ってなかなかいいセンスのネーミングをつけましたね。 だって内容を読んでみ…

欲望のまま素直に生きることが人間の美しさ

坂口安吾のことは全然知らなかったんですが、この『堕落論』という背徳感あふれ、しびれるタイ…

いつまでも恋人気分でいられるような関係が理想的

育児と仕事を両立している女性は死ぬほどクソ忙しいということがひしひしと伝わってくる小説だ…

アートの義賊団が仕掛けるド級のミッション

今回の作品は結構エンタメ性が強い印象を受けた。 前回読んだ『ゲルニカ』とはまた違った文体…

文を書くのが苦痛にならないようにするための工夫

『書くのがしんどい』。 もう最高じゃないですか、このタイトル。 このタイトルを超える心情は…

好きなことで生きていくために、自分が何者かを知る

「好きなことで生きていく」 こんな生き方ができれば、人生どれほど楽しいだろうか、と考えずにはいられない。 嫌々ながら会社に出勤して仕事をする人生よりも、自分が熱中できること、興味のあること、没頭できることを、一日中やり続けることができたら、時間の経過や寝食も忘れて、どんなに辛いことでも乗り越えられそうな気がする。 そもそも好きなことをやっているんだから、辛さや苦しさよりも、楽しさが勝るのではないだろうか。 立ちふさがる壁も攻略すべき試練として、よりクリエイティブになれるのでは