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コロナ禍でのLT大会はzoomで

初の試みとして。

zoomによるオンラインLT大会を開催した。先日仲間内で開催したhungout越しの飲み会で同様の試みを経験したので、行けそうだなと思って1週間程度の調整期間で開催にこぎつけた。

結果的にはいくつかの課題も見つかったものの、成功を収めた。私含めてプレゼンターは6名。協力してくれたプレゼンターの社員たちには心から感謝したい。大好きである。

多人数がジョインした場合の課題を確認したかったのでオーディエンスは参加自由としたところ、数名参加してくれた。思ったより少なかったが、当日周知の当日開催だったこともあるかもしれないし、会社のイベントなんて参加するの面倒といった者が一定数いることは間違い無いので、魅力ある広告が打てていないのかもしれない。これも課題。

開催主旨としては、新型コロナウイルスによって一切の会社行事が延期となった結果、今までに増して静けさが訪れた社内の雰囲気を打開するためだ。

別に頼まれたわけでもないし、これはあくまで個人開催という形式である。事前に相談したのは業務上の費用としての制限事項程度とした。本来、勉強会の開催に躊躇などいらないし、根回しなど最低限に抑えてスピード重視で開催するべきだ。

ただ、恐らく古い気質の社員やITリテラシーの低い社員たちからは疑問の声が上がるだろうことも予想していた。

まず、役職として起こす行動であるので一通りアクションについてはレビューを受けるべきではないかという指摘が予想された。今のところこれはまだ指摘されてはいない。

役職についてしまった以上、行動には責任が伴うことは当然だが、第三者チェックのようなことを勉強会などの全体通知に対してもいちいちした方が良いとの意見を持つ者が一定数いる。フランクに開催すべき勉強会の足枷としてしまっている。

この対策は簡単で2点行った。

まず、理解ある他の役職2名をメインプレゼンターに依頼した。これでこの企画は役職3名が取り仕切ったイベントとして対外的にもマネジメント内にも映る。実態として賛同が得られて快諾頂いたので事実問題無い。コンテンツとしても質が上がるため、願ったり叶ったりである。

もう一つが即日周知の即日開催だ。これによって意見をもらう時間を最小化した。恐らくレビュー依頼などをすると、ちょっと待ってくださいが1週間程度続くことに加え、GOサインをだすのは誰か、といった責任の所在確認などの日本人気質なやり取りが続き、その時間帯によって開催の熱が下がってしまう。これが最も恐れるポイントで、主催者の熱は参加者に伝搬する。

こういったアクティビティは、旬なうちに、ボルテージを上げながらも冷静でいられる期間を設定した上で取り組むべきだ。今回は1週間としたが、ちょうど良かったように感じた。2週間だと時流が目まぐるしく変化しているため、軌道に乗らなかった可能性すらある。

また、zoomによる開催を狙った。IT企業としては、ITリテラシーの高さに信頼性を置くべきであり、脆弱性対策状況を確認の上、zoomを採用した。ほぼ即日修正されている脆弱性対応は、最新バージョンにクライアントアプリケーションを更新することで問題無く対処可能だ。

zoom爆弾とも言われる不慮の参加者については待合室機能を有効化し、ホストが入室を随時許可することで対処可能だ。当然パスワードの設定も忘れずに実施する。他のWeb会議サービスでも同様の機能を利用するべきだ。

しかし、内部ではやはり社員にzoom利用が昨今の脆弱性の観点で問題ないのかといった点を説明するべきでは、との指摘があった。これは私の管轄外で他の役職が動いてくれ、社員への補足情報の通知も為されたのでありがたい対応だった。

zoomの使用感については、初めて利用した社員にも好評で、停滞している勉強会開催の打開を狙うのに一役買えたのではないかと勝手に分析している。


新型コロナウイルスによるこの経済危機状況をコロナ禍(か)と言うそうだ。禍いによって撃ち落とされた心理状態や世相を嘆いたならば、上を見上げれば果てしない余白があることに気付けるだろう。

1年から1年半は続くであろうコロナ禍に飲まれると、待ち受ける完全実力主義のオンライン社会で戦う気力すら失ってしまうだろう。

今こそ心の在り方を変えるべきだし、非効率的な日本人的思想に対してはこのように嫌われる勇気を持って対策を打っておけば十分太刀打ちができる。かつ、この取り組みはそれら指摘者への貢献ですらある。組織を救うことで彼らの生活も充実させることができると信じている。


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