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Versus Covid-19 20200402 歴史のターニングポイント

中世時代を終わらせたペスト。野口英世が生涯を捧げ、敗れた黄熱病。インディアンをはじめ、400万人の死者を出した天然痘。

歴史上、感染症が人類に及ぼした影響はかなり大きく、時代を変えるほどの「死」を我々に与えてきた。

国家の首脳も意気消沈しているようだ。新型コロナウイルス感染症の影響で、気落ちしている様子が見受けられる。相当精神的にタフなはずだが、家族も感染し、日に日に大量の死者を数えるうちに精神にもダメージを及ぼすほどだと伺える。

世界的には目立って報道されていない地域を含めてほぼ全ての国に蔓延してしまっている。

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過去、感染症はキリスト教の権威を大きく下げることで中世代の人類の価値観を崩壊させた。時に飢餓による戦争の引き金となり、直接的にも間接的にも人口の大幅な減少を及ぼした。

感染症に関する日本人の功績は大きい。14世紀から500年間もの間、正体が不明であったペストの病原菌を突き止めたのは細菌学の父、北里柴三郎である。19世紀のことだ。

それまで魔女狩りの発端ともなった病が、医学によって虚構が暴かれ人々の価値観を変わるほどの発見となった。

天然痘ウイルスは、人類が初めて根絶に成功したウイルスとして知られる。天然痘ウイルスはソ連によって極秘に培養され、ソ連崩壊後に流出し、生物兵器として研究される対象となったのではないかと考えられている。イラク戦争は、この陰謀を根拠に引き起こされたが、イラクには天然痘ウイルスはなかったとされた。

米国では国民全員分となる3億人分の天然痘ワクチンを備蓄している。感染症の恐ろしさは、それ自体の疾患だけではないことを理解しておきたい。

そして、新型コロナウイルスに関しては、この時代に流行したことで様々な社会的変化を促すきっかけを与えることになる。リモートワーク社会への変容を促進させ、全世界の経済活動を停止させることで新たな価値観の創出に一役買う様相が見られている。

従来のワークスタイルではこの感染症リスクに対応できないことは自明で、各業界は強制的に進化を促されると予測される。コミュニティはオンラインを主な場となり、そのモデルケースとなり得るのがオンラインサロンの運用形態だ。

「会社」「時間給」といった概念が感染症によって破壊される。新型コロナウイルスによって時代の転換期が訪れたことに、早くもインフルエンサーは気付いてしまっている。世界経済の主役交代は一部では始まっているようである。





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