自作詩『もう知らん』と、その解説。
「この世界、楽しく生きるにゃどうすりゃいいの?」我思う。
「自分の頭で考えろ!」マウント取る奴すぐ出現。
「そうですか。あんたは高みの見物ですか?」我は言う。
「誤解を与えたかもしれない。」マウント取る奴いつも言う。
「誤解?一体何なんですか?謝罪するのが筋でしょう?」
我思う。常に思う。でも言い返すことすらバカバカしい。
だから黙る。もう知らねぇ。勝手にしろって黙るのさ。
そんな真意も知らねぇで、「論破したぞ」と得意になってる。
お好きにどうぞ。おバカさん。自己満の世界ご苦労さん。
こちとら忙しいんだから、あんたに関わる暇はねぇ!
誰かにマウント取れるほど、あんたはそんなに偉いんですか?
くだらねぇ。しょうもねぇ。掛ける言葉も見つからねぇ。
言ってもしょうがないからさ、こっちは敢えて黙ってんだ。
こっちの気持ちも知らねぇで、よくもそんなこと言えるよな。
どうぞ、どうぞ、ご勝手に。
こっちは全然気にしてないよ。
【解説】
これは、今の世の中を見ていて、シンプルに感じたことをベースに制作した。もちろん、フィクションである。だが、これと似たような現象は、現代社会では日常茶飯事であろう。それを風刺して書いてみた。
世の中には、一定数、そうやってマウント取ってくる奴がいる。それに対して黙っている人の心情って、大体こんな感じなんだろうなぁ、って思った。
でも、一番可哀想なのは、『そういった意味でこちらは黙っている』っていうことも知らないで、『論破してやったぜw』みたいに得意気になっている人たちなんだよね。
だから、急に毒を吐きたくなってしまったわけである。でも、毒を以て毒を制す、ということわざにもあるように、こちらが受けた毒を打ち消すためには、やっぱり、毒を用いるしかなくなるんだよね。悲しいかな。
そういった背景で、制作したのが、この詩である。
共感してくれる人、居るかなぁ…。
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