超妄想:民主主義の凋落・高齢化などで基軸通貨が危うい

以降、妄想。*****

現在の自由と民主主義先進国には、共通する課題がある。
・民主主義による「決まらない・決められない政治」
・高齢化による 生産/消費人口 の減少
・人工知能に引きずられる金融 への不信感
どれも、ニンゲンの不作為により課題解決に至っていない。だが、専制・権威・強権(以降、力尽く国家)といわれる国は、同様の課題を力でねじ伏せることで、通貨の不安定を表面化しない方法をとる。

「力尽く国家」が発行する通貨の方が「安定」しているとみる市場が増えていく。

・決める/決められる 政治
・強制的な 生産/消費 人口構造の維持(少子化対策)
・徹底した人工知能の抑制(政権都合の強力な躾)

力尽く国家通貨に既存の基軸通貨ほどの価値はない。だが、「安定しているという事実」に引きずられ、流通が増していく。それは、"信用される通貨" に化けていく。

やがて、力尽く国家の指導者は老いていき、もしくは、形骸化していき「決める政治」の行く先が誤った方向へと角度を変えていく。

力尽く国家通貨の価値は下がっていくが「かりそめの安定」にしがみ付く慣性に押し切られる。

ある時、力尽く国家が瓦解し始める。通貨は一気に不安定になっていき、基軸の無い世界が訪れ、通貨交換性が失われていく。

力尽く国家は通貨を護ろうと軍事による統制とそれによる世界覇権の動きに出る。だが、それは世界の不安定化に拍車をかけ、後戻りできないカオスの状態に引きずり込んだ。

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民主主義による「決まらない・決められない政治」などの上記妄想 "三項目の課題" は、自由と民主主義の先進国で解決できるのでしょうか。

ひとつの解決策としては、自由と民主主義の市民が能く学ぶことにあるのだと思うのです。学ばずに、時々の勢いに身を任せれば、課題解決はなされずに先進国の体制は瓦解していき、既存の基軸通貨の信用も失っていきます。

基軸通貨の信用が無くなれば、わたしたちの生活は大きく変わっていきます。不本意であるけれど「力尽く国家」に身を任せる日が来るのかもしれません。

そうならないために、よく学ぶこと。老若男女、ともに学びあうこと。それしかない、そんな切迫感に襲われた次第。


高齢化、財政の格付け左右 「既に悪影響」改革不可避(英FT特約:日経新聞参照)

#日経COMEMO #NIKKEI

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