"揺れる"に法則はナシ・・・かな

というのは、今年は、1923年の大正関東地震(関東大震災)から100年。東日本大震災の影響がどのように出てくるのか、個人的に不安があるのです。(南関東直下地震について、Wikipedia参照)

南関東直下地震 過去の南関東付近での地震

種類列について

  1. 地殻内 = 陸のプレート(北アメリカプレート及びフィリピン海プレート)内部で起こる「内陸地殻内地震」、深さ20km以浅。

  2. NA-PHS = 陸のプレート(北アメリカプレート)とフィリピン海プレートとの境界で起こる「プレート間地震」、地表付近 - 深さ50km付近。

  3. PHS内 = フィリピン海プレート内部で起こる「スラブ内地震」、深さ10km - 60km付近。

  4. PHS-PAC = フィリピン海プレートと太平洋プレートとの境界で起こる「プレート間地震」、深さ50 - 80km付近。

  5. PAC内 = 太平洋プレート内部で起こる「スラブ内地震」、深さ50 - 100km付近。

大正関東地震を基準に、気になるところを網掛けしてみました。
深さで言えば20km近辺で、プレートで言えばNA-PHS、規模で言えばM8クラスというところ。

周期に関して法則性があるとは言えないのだろうと解釈しています。様々な形で規模の大小で地震は発生し続けている、それが南関東という場所なのでしょう。

元禄地震については、「・・・本地震の約2時間後、同日午前4時ごろに豊後国由布院付近を震央とするM6.5程度の地震が発生した(元禄豊後地震)。震源は浅く、最大震度6程度。府内領で潰家、落石直撃により死者1名・・・」と記載があります(Wikipedia参照)。

2016年の熊本地震でも由布院付近は揺れました。つまり、日本国中、どこかでつながっていて、互いに遠くても影響しあって「活断層の目が覚める」ということ。

東日本大震災の影響によって、次の南関東地震の発生タイミングが "周期予測" よりずれるのだとしたら、

別の巨大地震の前後に発生した例:「相模トラフ巨大地震#他の地震・自然災害との関連」も参照
1855年の安政江戸地震では、その1年前に南海トラフの巨大地震である安政東海地震及び安政南海地震が発生しており、これらの地震により誘発された可能性が指摘されている。また、それ以前にも日本海溝付近における連動型地震とみられる869年の貞観地震の後に、発生から9年後と間隔が開いているが878年相模・武蔵地震(伊勢原断層、或いは相模トラフの地震とみられる)が発生、さらにその9年後の887年には南海トラフにおける連動型巨大地震とみられる仁和地震も発生している。

Wikipedia参照

このような現象が発生するのでしょう。

東日本大震災から12年。その影響が日本のどこかに出てきてもおかしくない。

去年の夏は、ラニーニャ現象が発生し世界に異常気象が現れました。2023年6月くらいまでに通常に戻ると予測されているようです。このような温度変化は、海の体積や重量の変化を促し、「地殻の応力や断層への影響が出てくるのではないか」と推測する人もあります。

地震は地震だけの影響で発生するのではない。

複雑に入り組んだ地震発生メカニズムを解明するには、まだ、時間を要することでしょう。つまり、「地震はいつ発生してもおかしくない」という防災を行わなければならないということ。

高層ビルに影響のある「長周期地震動」についても、対策を早める必要がありそうです。まず、自身の身を護る。そのことを念頭に、今の生活環境で地震が発生したときのシミュレーションを常に行う「習慣を身に着ける」必要があります。

#日経COMEMO #NIKKEI

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