脱分析主義と脱石化は、反比例する
アメリカ合衆国で起こり始めている "脱分析主義" 。トランプ氏が掘り起こしけん引した新しい流れ。それまで意識の下にあったマグマの正体。以降、妄想。
データを基に分析し、細かく異なる対処・対応をして、その優秀さを競うエリート集団。その集団だけが得られる利益と権限。そこに "裏付けのない現象" をあてて "悪いヤツら" と断定的に認識を広めるSNSと新しい最高権力者候補。
分析する側とされる側の分断。そして、分析の素となる "データのフェイク化" 、それを深めるサイバー攻撃。エリートが推進する "脱石化" に疑義が生じ、"悪いことをしようとしてるヤツら" と断定され、"脱石化" が減速していく。
「どうせ、人間がなにかやったとしても、地球は滅ぶんだ」という終末論の広がり。それに信用を根付かせるSNSと情報操作を面白がる集団。
やがて、「天国に導く教祖」が現れ、その教祖が贔屓する政治家が人気を集め、議会を埋め尽くす。
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書いてみて全身に冷たい汗が流れるような気持になりました。日本の過去に、一時期、似たような映像が流れていた気がするのです。その大規模化がアメリカ合衆国で起きないか・・・。
分析で信頼と信用を得てきた人々。フェイクによりその信頼を崩された社会はどうなっていくのか。なにごとも信用できない社会。そんな社会の到来など、絶対に予測したくない。年末の寒さの中で体が冷えていく。
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