"聞く" に "ちから" 、そこから何を打ち出すか

「聞く」は受け身である。能く動くには、聞いたことを "実践" することが "ちから" となるはず。だが、「ぶれない」と評価されている人。さて、どうする・・・。

「聞いて動く」。結局、「説得して納得してもらう」以外に方法がない。「聞いたうえで、違いを説明 "説得" して、"納得" してもらうまで何度も聞く」ということだろう。それを「ちから」と表現している。

時間がない。あらゆる課題解決に時間が足りない。迅速に「説得と納得」を両立させられるか。「能く聞く」とは、発言する際に「一発で納得」させる「ちから」が備わっているということだ。ゆえに、常に聞きながら発信の精度を磨き上げる能力を高めなければならない。

種々のバランスをとりすぎれば「発信」が鈍ってくる。「聞いたふりしてやっていることが違う!」と批判されることを恐れるあまり。それは「説得力」の鈍化を表している。

「聞く力」の証左。それは「鋭さ」であろう。その鋭利は "迅速な納得" を促す。躊躇なく物事が動く。自身の「聞く力と説得力」を最大限に回している証左。

岸田様。「鋭さ」が見える総裁になってほしい。そこには「生来の優しさ」も見て取れるから、安心して「鋭く」なってほしい。

#日経COMEMO #NIKKEI

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