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古性のち | Noci Kosho
2019年12月23日 23:28
夜と朝がゆっくりと溶け合う頃。薄暗いちいさなお店の中で強面のおじさんが「お砂糖1個?2個?もっと?」と指でジェスチャーしながら、グツグツと大きな鍋をかき回していて。「1個」と答えるわたしに、なみなみと茶色い液体が注がれたちいさなグラスを差し出してくれる。チャイと初めて出会ったのは3年前、インド・リシケシュを旅した時。 ふうふう息を吹きかけて吸い込む頃には、「今朝は寒いね」「今日は向こ