読んだ本を雑多に紹介してみる〜ビジネス編〜

おいおい、昨日寝落ちして連続記録が頓挫しちまったよ。

というわけで読んだ本を雑多に紹介する、その2です。前回はこちら

ビジネス書って幅広いと思います。最近だと学び直し関連もビジネス書扱いされていますが、ここでは「仕事術や人間関係全般についてノウハウが書かれた本」と定義して以降進めていきます。

私はそもそもビジネス書を読みません。社会人なりたてのときとかは読んでいましたが、至極当然のことしか書いていないし、本の内容を適用できるかどうかは個人の環境や性格によって大きく状況が異なるなと思ったからです。少なくとも私はビジネス書を読んでノウハウを役立てることができませんでした。そういうわけで、ある時を境にビジネス書を読むのをやめました。

ただ、今回おすすめしたい本は割と最近読んだものです。読もうとしたきっかけですが、仕事の関係上、プロジェクトマネジメントについて色々と興味を持ったからです。決められたお金と期限と環境制約の中で何かを成し遂げることに長けているもしくは成果を出しているマネージャ、管理職は何をしたのか、心構えは何か。そういったことに興味を持ちました。自分のスキルアップというよりかは完全に研究ですね。というわけで3冊ほど簡単に紹介します。

実行力

橋本徹さんが政治家だったときの話です。大阪都構想で有名でしたよね。今ではメディアでコメンテータとかやっていますね。橋本徹さんは都構想以外でも大阪府、市の様々な改革に取り組み、様々な成果を残しました(私は政治に詳しくないので本に書かれている政策の批評はしません)

本全体を通して思ったのは、役所職員と橋本さんの信頼関係がすごい、ということでした。それは橋本さんが「役所の職員はみんな優秀だ」と大きな信頼を部下に寄せていることと「反対派の人間も含めてよく話を聞く」ことを徹底しているからと思いました。組織のトップは判断、決定が仕事で、そこに至る細かい話にはあまり入り込みません。さっきの信頼関係の件で、そこは部下に任せるべきで変に上司は介入してはいけない、ということですね。

あと、チームビルドにも言及していて、意思決定者の明確化、という点も共感でした。ITのプロジェクトだと特にそうですが、誰が、どの部分を決めるのかが結構曖昧なんです。決まっていてもその人にやる気がなかったりもする。。。なので、意思決定者といポジションの明確化とそこにできる人をアサインすることは非常に重要です。

とまあ、ざっくり書きましたが、他にもプロジェクトマネジメントをする上で色々と参考になることがあると思うので、ぜひ読んでみてください。

学校の「当たり前」をやめた

こちらは麹町中学の校長先生が書いたものです。メディアでも最近取り上げられているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。この本自体は先に紹介した実行力とは異なり、学校教育向けのものです。しかし、教育現場を変えるに当たってのマネジメントなども一部触れており、私自身はそこを中心に読みました。

本書では、常に「なんのために」これをやるのか、をトップが率先して部下に示し続けることの大切さを結構強く訴えているように見えました。例えば学校というのは「生徒の教育」のためにあるので、それを極限まで追求したときに、具体的に今の決まりごとや慣習で改善すべきものは何か?を考える。これって、言うのは簡単ですが、常にそういう頭の働かせ方をするのはなかなか難しいです。人間、最初はそう思ってても、だんだん細かいところが気になってくるものです。だから、あーなんかプロジェクトが回らなくなってきたなー、とか思ったときはふと「なんでこのプロジェクトの目的ってなんだっけ」って立ち返ってみると打開策が見えてくるのかもしれませんね。

さて、だいぶ駄文な気がしていますが、いかがでしたでしょうか。特にプロジェクトマネジメント業務ってピンとこないんだよなーとか、どういう心構えでいればいいんだろう、と悩んでいる方にとっては、上記本は参考になる部分があるのではと思います。特にこれらの本で強調されていた「徹底的な対話と意思決定」「目的を見失わず、議論が混乱したら立ち返る」というのはマネジメントにかかわらず、日常生活でも意識したいものですね。

さて、明日はエンジニア編です。一応ITエンジニアですので、私がお世話になった技術書を紹介してみます。




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