インドの川に向かってく(前日譚③)
どーも、pmanです、どもども。
前回まで。
苛烈なノルマに恫喝、叱責。1人増えた家族に父親との喧嘩、おまけに愛猫のノミ問題。ついに限界を迎えた私が1ヶ月という長期の休みとりまして、そこでマイワイフから「インドに行ってガンジス川で薬を捨ててこい。」とミッションを受けます。
「へ?」
「いや、あなたは一度、死がもっと近いところに行っておいで。そして、薬を断つのよ。もっとそのまんまの自分で大丈夫って感じておいで。」
分かるような分からんような……。
マイワイフの友人でインドへ1人旅したことある方がいまして、その人からインドの様子を聞いていたようです。どうやら、私の心になんかしら働きかける国だと思ったんでしょうね。
もうこうなったらまな板の上の鯉ですな。行ってやんよ!俺、インド行ってやんよ!
そうと決まれば早速チケットやらなんやらかんやら、準備にかからねばなりません。本当はまだ、ちょっと精神的にはしんどかったのですが、無理矢理、やらなきゃいけないというマインドで動き出します。
実は海外に行くのはこれが2度目です。
初めては新婚旅行で行ったバリ島。これは旅行会社がほとんどのことをしてくれたので、それほど難しくはなかったです。
今回は全て自分で決めなきゃいかん。インターネットに被りつきです。飛行機…はなんとかなりそう。
宿も…なんとかなりそう。
え?インドってビザが必要なの?今から?東京か大阪の大使館に?どうする?
おや?ネットでビザの申請代行サービスがある。え?パスポートを郵送でやりとりするの?うわー不安。でも、日数と予算考えるとここに頼む。の一択です。
恐る恐る郵送しました。不安…。
そんなバタバタしてる時に例のインドに行ったことのある友人がやってきました。
インドでは水に注意
電車は恐ろしいほど時間がずれる
ラッシーは美味い
物乞いが凄い
など、8:2くらいの割合で不安を煽ります。8が不安ですね。一通りそんな話をした後、「あっガンジス川で弾き語りしておいでよ。あと、一曲インドで感じたことを歌にしてきて。」などと言い出します。
マイワイフも「お、いいねぇ。それも決まり!」
はわわ。何が何やら分からなくなってきた。
そんなバタバタの末、なんとかビザもパスポートも無事に手元に帰ってきました。
宿は結局最初の一泊だけ決めて、あとは現地でとなりました。これもマイワイフのミッションです。
うむ、今回のインド行きのミッションは
ガンジス川にレクサプロ、デパスと言った薬を捨てる
ガンジス川のほとりで弾き語り
インドで感じたことを歌にする
移動は現地でなんとかする(インドの電車に乗る)
娘ーズに絵はがきを出す
お土産はTシャツを買ってきてくれ
ということになりました。
そしていよいよ出発の日を迎えます。
続く。