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【貞観政要(じょうがんせいよう)】で人間力アップ!!!VoL.2

貞観政要VoL.2です。今回も自分の行動変容(人間力アップ、部下育成)のためにアウトプットしました。是非、ご覧ください。

参考文献:座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 [ 出口 治明 ]:https://a.r10.to/hlGmZk

第2章 「部下の小言を聞き続ける」という能力

名君の条件ー「複数の人の意見」を聞いているか

物事は、見る角度によって善にも悪にもなる。名君の条件⇒複数人の意見を聞けているかどうか。物事を公平に客観的に評価するためには、様々な視点からの意見を集めることが必要。

僕が暗君にならずに済んだ理由。例)話すのが苦手な(くどくど話をする)相手も我慢してちゃんと話を聞くこと。

リーダーは話を聞く相手を選んではいけない。リーダーの大事な仕事のひとつは、事情が分からない中で右か左かの判断に追われることである。その時にのためにも情報はたくさんあったほうがいい。だからリーダーは相手を選ばずに話に耳を傾けるべき。リーダーには、相性の悪い人、嫌いな人、厳しいことを言う人の意見こそ耳を傾け、それを正面から受け止める姿勢が求められる。

指導する側にも、される側にも必要な覚悟

良工なくして、宝石は輝かない。人には2つの類型がある。相手がどちらかを見極めることが必要。「瓦タイプ」:じっくり育てた方が伸びるタイプ、うっかりたたいてしまうと土くれになり、役にたたなくなってしまう。「鉄タイプ」:叩いた方が伸びるタイプ、重い仕事で負荷をかけると、鉄よりも強い鋼になる。とはいえ、叩きすぎには注意。魏徴はそれを知った上で、で、太宗(鉄タイプ)を叩いていた。君主に権限の感覚や秩序の感覚をもっておくことが重要。原石が宝石になるには、磨く側の力量はもとより、磨かれる側の覚悟も必要。

上司を諫める部下がいなければ、組織が滅びる。

・我慢するという上司の能力について⇒節度をもって、権限を正しく使わなくてはいけない。「むやみに権限を振るわず、我慢をする。」という決意と、自分も我慢をすると自制した前提で、「自分がわがままを言ったら、それは違いますよ!とお前たちが諫めてほしい」と部下に要請することが重要。事が順調なときこそ特に注意してもらう。自分と部下は機能として差はあるが、上下の差はないと考える。

・組織を治めると病気を治すの共通点。物事が順調なときこそ気が緩みがち。そして、そのその気の緩みは事態の悪化を引き寄せる火種になることがある。

リーダーは「3つの鏡」を持ちなさい:銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡。

銅の鏡:部下が自然についてくるいい表情をしているか。リーダーは部下にとっていちばん身近なロールモデル。リーダーの振る舞いが部下の振る舞いを決めるといっても過言ではない。上に立つ人が元気で明るく、楽しそうに仕事をしていれば、下の人たちも元気で明るく、楽しそうに仕事をする。部下は上司の表情を見ている。部下は上司の言動に影響されるので、上司はいつも鏡をみて、元気で、明るく、楽しい顔を見せるころを心がけなくてはいけない。
歴史の鏡:過去に照らして、将来に備える。将来を想像するには、過去の事例をたくさん知るしかない。過去を知っていれば、今の状況と照らし合わせながら、将来を類推することができる。
人の鏡:直言をしてくれる「他人」が大事。「あなたは裸の大様です。」「あなたは間違ってますよ。」と言ってくれる人をそばに置く必要がある。不快なことを言ってくれる人をいつまでも遠ざけていたら、ゴマすりしか集まらなくなる。

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