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感動イコール集客イコールお金。


私はアイリストをしている

当時、デビューしてすぐの時
友だちや友だちの友だちまで
50人近く練習モデルになってもらった

そしてデビュー

しかもショッピングモールの中の
美容院の一角で
1人でのスタート

だけど、友だちは練習時のみで
ほぼリピートにはならず

ショッピングモールで
初回半額でやっても
余りお客さんは来なかった

初回半額でやっても
2回目リピートしてくれる人なんて
ほぼ居なくて
なんとか来てくれた人は
技術より会話で仲良くなり
なんとか繋ぎ止めてるようなものだった


一年たっても、余り上がらない顧客人数

ショッピングモールで集められないなら

個人でやったら、尚の事来ないだろう

集客の難しさを痛感した

この時は、雇われていたので
顧客が少なくても
自分の負担はそこまでなく
美容院の手伝いなどをして過ごしていた

会話でリピートの方もジワジワいらっしゃってくれていた。
でも、手応えの無さを日々痛感していた。


それから

出産など
子育てが落ち着き

パートをしつつ
休みの日に
ダブルワークで
アイリストを始めた

知り合いの美容院の場所を借りて

雇われてる状態ではないので

美容院のお客さんでやってみたい人のみから始めた

2、3人のお客さんが
ラッシュリフトとマツエクをやってくれた
皆リピーターになってくれた

私もデビュー当時から、
色々と技術を改善して

自分の理想に近づいた
仕上がりに出来てきていた

なので、目を開けると
お客さんが感動してくれて
こんな風に仕上がったのは初めて!!と言ってくれるようになった

私は、お客さんが目を開けた瞬間が好きだ

目を開けた瞬間に、
良くも悪くも
全ての感情が表情にでていて

本当に嬉しい顔は、何百人とその瞬間を見てきたから違いがわかる

最近のお客さんの顔は、
驚きと喜びが出てくれている
それに突如口数が増えて
満面の笑みと鏡から目を離さず
早口で私の仕上げたまつ毛を褒めてくれる。


女の人の特徴は、
その技術に感動すると
その後
身近な家族や友人に伝えてくれる本能だ

だけど、これは本気で感動した時にしか発動しない

女性特有の衝動のようなもので

最近は、この衝動に駆られて
広めてくれるお客さんが多くなって

妹さんや友人の方の来店がどんどん増えてきている

昔の自分の空回りがあったからこそ

今の自分の技術がここにたどり着いたんだ!と
体感できている


技術の接客は、場所や曜日など、
さほど問題のない事のようだ

大切なのは、お客さんのなりたい自分に近づけられる技術と、居心地の良い空間。

そうすれば、単純に
広まっていく

ここまで単純なのが
逆に難しかった

あらゆるニーズに応えられるには、
昔の会話力も必要にもなるし、
時間はかかったが
無駄なことは一つもないような気がする


これからも、
自分を高めて
今居るお客様から
全力で毎月感動をしてもらい
可能性を広げていきたい

そう思う、私の脳内。


#創作大賞2023 #お仕事小説部門


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