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チェコの作曲家Dvořákの生家.....の近くへ行く(前編)

Antonín Dvořák

日本でも有名なチェコの作曲家です。曲は、交響曲第9番『新世界より』や『スラヴ舞曲集』、我らがチェリストの為の協奏曲などが人気です。日本のカタカナ表記では、"ドヴォルザーク"が大半かと思いますが、チェコ語の発音に一番近い表記は、"ドゥヴォジャーク" です。ちょっと見栄えが悪いかな?ただチェコ語の  Ř  この発音が日本語にはないんです!(と思います)説明すると巻き舌にさらに濁点が付いた感じ。
ロックダウン絶賛延長中のチェコですが、今回は月2回ほどあるチェロのレッスン。今回は場所がDvořákの生家の近くであったので、前を通ってきました。二回に分けて書きますが、長くなったらすみません。

旅のお供(?)はチェロと、ライカM3です。今回この記事に載せるものはすべて Elmarit 28mm, Kodak portra 160で撮影しております。....チェロはなきゃ困る!

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本当に久しぶりに一日中晴れた11月6日。部屋の窓から身を乗り出しつつまずはパシャリ。住んでいる家は共産主義時代に建てられたアパートです。水平とれてません。今までsummicron 50mm(沈胴)を使っていたので画角の広さに驚きました。

プラハからの道のり

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二人以上集まることが禁止されているチェコ。レッスンはもちろん先生と僕の二人なのでOK。しかも今回はプラハ外です。もう気分は小旅行。プラハの終着駅 Praha Masarykovo nádraží (プラハ・マサリコヴォ駅)から電車で出発しましょう。駅に改札などはなく、事前に窓口かインターネットで切符を買い、車内改札で車掌に見せます。学生だと25㌝=125円です。超安い。写真左に写っているオール2階建て編成の車両に乗車します。

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車内は人も少ないので、ボックス席にチェロ、荷物を置き4人分のスペースを使いました。写真は窓に反射したものです。ここから各駅停車で約45分モルダウで有名なVltava川に沿って北に向かいます。ちなみに交響詩『我が祖国』は同じくチェコの作曲家、スメタナの曲です。

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はい、到着。時刻は14:26、Nelahozeves zámek(ネラホゼヴェス城駅)。あぁ、空気が綺麗。(プラハ比)電車が行ってしまうと降車した人たちは反対方面の列車に気を付けつつ駅舎がある向い側のホームへと横断します。※証拠写真はレッスン後に撮影したので後ほど。(⚠通過列車がものすごいスピードで、しかもまぁまぁな頻度で通過するので危険)

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思い切り逆光ですが、ホームからは駅名にもあるネラホゼヴェス城が見えます。本日のレッスン会場でございます。師匠はこちらで録音をしていてその合間に教えてくださるそうです。お城の説明は後編にて。

生家に到着

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こちらが噂の生家です。広角28mmなので後ずさりすることなく写真に収められます。中に入るには電話で予約が必要で、冬季休業です。(聞いた情報なので信じないでください。)

いきなりですが、Dvořákは鉄オタだったんです。それもそのはず、家が駅からすぐそこ!駅の隣の教会の道を挟んだ反対側に家があります。どれだけ近いかというと、こちらの地図をご覧ください。子供のころに汽車の異音を聴き当て事故を未然に防いだなんて話も読んだことがあります。(おそらくWikipedia)父親は確か肉屋さんでした。

と、目当てのお家をお見せしたばかりですが、後編に続きます。どちらかというとメインはこの後でした。

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