Day76.人と比べるなら数値を出してみるのはどうですか?という提案
人と比べない方がいいみたいな話ってあるじゃないですか。
人と比べない方がいいっていうのは、もちろんそうなんだけど。
まあでもそれでも比べちゃう人もいるし、普段はそうでもなくても、比べちゃってしんどくなるタイミングってまあ多かれ少なかれあると思うんですよね。
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こちらの記事はラジオ放送【こはるやさんのひとりごと】をstand.fmさんのAI文字起こし機能を使って、記事にしたものです。収録内容を抜粋、再編集してお届けしています。
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■比べても良いことにする
じゃあ比べてもいいことにしようと思って。
どういうことって感じかもしれないんですけど 笑
そう思っちゃうのは心の仕組み・反応だから、どうしようもないことだとしたら、比べてもいいけど、どうするか?みたいな話をした方がいいんじゃないかって思ったんですよ。
■数値にしてみるとは
比べるのはしょうがないとして、考える方向性を変えてみませんかっていうご提案。
比べるってさ、例えばあの人は自分よりこんなことがいっぱいできる、とか上手にできるとか、自分のできないものを持ってるとか。
なんであの人みたいにうまくできないんだろってなった時に、そのなぜかを数値として考えるのはどうですかって。
私の話で言うと、できないこといっぱいあるんですけど、ただ、できることもあるわけですよ。
例えば理論的に話を整理するとか、物事・問題の切り分けをするとか、っていうことって結構得意な方だと思ってるんですね。もちろん自分より全然できる人もたくさんいるっていうのは前提として、できる方ではあると思ってる。
で、なんで湖晴屋みたいにそれができないんだろうってなった時に、どれくらいそれについて時間をかけてきたか、積み重ねてきたものがあるか、っていうのを数値化してほしいなって思ったんです。
■かけた時間を換算してみる
どういうことかっていうと、
私はシステム屋なので物事を論理的に考えられないとそもそもシステムは作れないわけですよね。
ふわっとした設計とかしちゃうとさ、思った通りにシステムが動かないわけだから、プログラミングもできない。
そういうことをひたすらやってたし、物事の切り分けっていうのができないと、障害対応というのはできないわけですよ。
これは誰かの操作が悪いのか、
データが悪いのか、
サーバーの設定が悪いのか、
それともはたまたプログラミングでしくじってるのか、
っていう問題の切り分けをやらないと障害対応はできないわけなので、当然そのスキルは身につくわけですよね。
で、そのスキルが仕事の中で育まれてきたものだったりするなら、1年で換算すると、ざっくりこれくらい時間を使ってる(あくまで概算ね)
・1年が365日
・年間休日が120日
・働く日は240日前後
・240日×8時間
1年間に240×8時間分の訓練してるわけです。
思考に時間を使ってますっていうこと。
それに対してそういう職業についてない人やこれまでそれをやってこなかった人が、論理的に考えられるようになりたいと思って、1ヶ月とか練習したり訓練したりするじゃないですか。
1ヶ月やってみたんだけれども、全然そんな風にはできないわ、ってなったとして、どう思う?って話だよね。
1年200何日それについて考えてる私と、1ヶ月のうち1日何時間考えたかわかんないけど、例えば1日2時間だったとしても1ヶ月30日だから60時間とかですよね。
1年っていう単位だけで比べても、全然そこに費やしてる時間とか経験とか試行錯誤とかっていうのは差分があるわけで。それをさらに私はシステム屋10年ぐらいやってるので、10年分の差異が出てるわけなんですよね。
■時間だけじゃない。お金・労力も
10年分の差異が1ヶ月で埋まるかっていうと絶対そんなことはないわけ。もちろんそれは別のジャンルだったり分野だったりにも適用されますよね。
私がピアノを弾きたいと思って1ヶ月も練習したとしても、ちっちゃい頃からずっとずっと練習してる人と比べたらその練習量に1ヶ月でたどり着けるわけはないじゃないですか。
もちろん専門の先生つけたりとか差異の時間を縮めるっていうことは何かしらの方法でできるかもしれないけど、そんなに簡単にショートカットできる方法ってないと思うんですよ。
やっぱり練習量なり知識だったりいろんなものを積み重ねてその人のスキルっていうのは構成されてるわけだから、そうそう簡単にはできないわけです。
着付けもそうだし、お勉強もそうですよね。
とにかくありとあらゆる能力・スキルと言われるものについて、それを使いこなしてる人たちっていうのはそれ相応の対価を払っている。時間だったりお金だったり労力だったり。
払っているわけだから、そう考えるとさ、
・私が費やしたのはこれだけ。
・あの人が費やしたのはこれだけ。
っていうのを比べたときに、むしろそれがあの人と同じレベルまでなってたらおかしいわけですよ。絶対なんかドーピングかなんかしてるんですよ。悪いことしてるんですよきっと。
だって重ねてきたものっていうのはね、増やしようがないからね。一足飛びにはね。
これ、結構いい観点じゃないかなって思ったんですよ。
■人と比べない方が良いのはもちろんそうだけど
人と比べない方がいいっていうのは当然そうだ。
当然そうできるんだったら、そうした方がいい。誰も幸せにならないしね。比べたところで。
幸せにならないから、できるんだったら比べない方がいい。もちろん。
でもそうできない時もありますよ。
あの人みたいにやりたい、あの人みたいにできないって思っちゃうメンタルの時もまあまああります。人間はね、不完全なものだから。
そういうタイミングっていうのはきっと出てくるものなので、そういうマインドに入っちゃったらまずは、今私そういうマインドに入ってる期間だな、って思ってほしいんだけど、その上で人と比べちゃうってなった時に、あの人と私の違いについて考えてみる、ってことですね。
そういう意味で、重ねた時間について考えてみるっていうのはすごくいい方法なんじゃないかな。自分を攻めるモードに入っちゃうと、自分の気持ちにばっかりフォーカスしちゃうっていうのがあると思うんだけど、ちょっと引いて見てみる。数値に出してみる。っていうのをすると自分の気持ちじゃないところに視点が向くっていう意味でも、すごくいいんじゃないかな、って思うんですよね。
こう自分の感情に目を向けてる時ってすごく視野が狭くなりがちなんだけど、何か強い感情を覚えている時にそこに反応している体の部位について考えてみるっていう話があって。
例えばすごい怒ってるっていう時に、私はおでこの真ん中あたりがすっごい熱くなったりとかするんだけど、そういう体の反応に目を向けてみるっていうのも心から焦点を外すっていう意味で、すごく有効なので、それもぜひ参考にしてみてほしいなと思います。
■おわりに
本日はそんなお話でした。
まだまだね年末に向かって寒くなると思うので、皆さん体には気をつけて、暖かくして過ごしてくださいね。
本日の放送は以上になります。
また次回の放送でお会いしましょう。
湖晴屋の椿でした。さよなら
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苦しい世界でそれでも強く生きるだれかのとまり木になれたら嬉しいです。