INTJ女が愛する作品。人間を理解する手段その②
せっかく時間があるのなら、今年のお正月は読書でもいかが?
つかれた体と心に染みる本のご紹介。
INTJさんも、繊細さんも、凸凹さんも、たまにはのんびりすごしてね。
前回のアニメの紹介はコチラ
●児童文学
・西の魔女が死んだ
言わずと知れた梨木香歩の児童文学。
魔女になるには自分との約束を守ること。
簡単なようで簡単じゃない。
西の魔女が教えてくれたことは、私にもちゃんと届いて心に根を張っているよ。
・霧のむこうのふしぎな街
ちいさい頃から大好きだった本ですが
家庭の事情などいろいろあり
救出できなかったものを大人になってから買い戻しました。
前述の西の魔女より対象年齢は低めなので
大人になってから読むには読みにくさもありますが
こちらも大切なことを教えてくれるお話です。
そして目に浮かぶ情景がなにせ美しいのです。お菓子に本にお料理に、お洋服の描写まで。
夢見がちな子どものわたしをいつまでも虜にして離さない。私の中でファンタジーの世界といえばコレ、というくらい影響を与えた作品。
竹川功の表紙と挿絵が好きだったので中古で手に入れましたが新装版でも出ています。
●日常系
・れんげ荘
かもめ食堂や、パンとスープと猫日和でもおなじみ群ようこさんののんびり日常系小説。
どの話も好きだけど、社会に疲れていたわたしはれんげ荘の世界観にとても共感したのですよね。
ぼろアパートで月10万円で生きていく生活、憧れたなぁ。
今年はちょっとステージが変わってかもめ食堂や猫日和方面にシフトチェンジしていくのかもしれない。
・喋々喃々
食堂かたつむりでおなじみ(?)小川糸のこれはなんですか?恋愛小説なんでしょうか?
恋愛小説というよりも下町情緒と着物とHSPって感じなんだけど。
小川糸の小説はなにせ!なにせ!
ごはんの描写が良いのですよ。
着物好きにはたまらない着物コーデも想像するだけで楽しくなってしまうのよね。
●ミステリー系
・凍りのくじら
世界を斜に構えて見ている主人公にはげしく自分を重ね合わせながら読んでいた記憶。
里帆ちゃんINTJっぽさ無いですか?
全然話に共通する部分はないのだけれど、読了後は
わたしは西の魔女が死んだ、を読んだときの感覚に近しいものを感じたよ。
最後に津波のような救いが押し寄せてくる感じがね。
・麦の海に沈む果実
恩田陸で好きな小説は数あれど、やっぱり麦の海に〜が1番好きかなぁ。
閉鎖された学園、耽美な世界観、嘘、欺瞞、人間の業。
冷たい視線の奥にある、無償の愛。
少女革命ウテナの世界観がお好きな方はハマるのではと思うなど。
一時期、黎二に本気で恋してた‥。
●おわりに
最近はフィクションを読む元気がなくて実用書ばかり読んでいるのですが、こうして好きな本たちを並べていくとやっぱり本が読みたくなりますね。
そして友人が、そのひとの本棚を見ると
そのひとのことがわかる、と言っていたのも頷けます。
そう思うとなんだか性癖を晒しているようで
照れくさくもあるのですが。
冗長な自己紹介よりもずっと本質を表している気がします。
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