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筆者がお勧めする解像度を高める方法⑯:失敗事例も共有する

今日は、『新規事業を成功させるPMFの教科書』の「解像度を高める16の方法」を読みました。

●学んだこと 

筆者がお勧めする解像度を高める方法⑯:
失敗事例も共有する

顧客視点や顧客理解を疎かにしてしまい、痛い目にあった失敗経験を共有することも重要なのだそうです。

例えば、以下のような失敗例がよくあるといいます。

・想いが先行し、顧客視点が欠如。結果として大赤字になった新規事業
・長期間の開発を経て自信満々でリリースしたが、無風に終わった機能開発
・新しい技術の採用に気を取られ、顧客にとって使いづらくなってしまった商品

失敗事例の方がより、顧客ニーズを捉える重要性が伝わりやすいそうです。

そもそも、顧客理解・解像度などの概念は義務教育では学ばず、研修で教えている企業もほとんどないため、なおさらその重要性を組織にインプットすることが大切だといいます。

●考えたこと

やってみて失敗したと潔く認めて、そこから次に活かすポイントを見つけていく作業は必要だと思います。

また、それを個人だけではなく、チーム・組織全体に共有していく動きも大事なのだなと改めて勉強になりました。

解像度について義務教育で学ばないという観点は納得感があり面白かったですし、たしかに役割分担が作りこまれた大企業で働き始め、いきなり新規事業にかかわることになった場合には、顧客理解という考えが抜け落ちてしまうことも少なくないのかなと想像しました。

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