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元バレリーナが提案!「シャバ」を使った“白鳥エクササイズ”◎

こんにちは。
ジスクリエーションの西田です。

突然ですが、“バレエ”といわれて、多くの皆さんがイメージするのは、
やはり「白鳥の湖」でしょうか?

チャイコフスキーの有名な戯曲として知られる「白鳥の湖」は、バレエの歴史上においても、たくさんの人々に愛されて、受け継がれてきた定番古典作品のひとつです。

私のバレエ人生のなかでも、白鳥や黒鳥の役を演じる機会は一番多く、よりリアリティを追求するために、実際に動物園へ行って本物の白鳥を見たり、白鳥が湖から飛び立つ映像を観て、羽の動きを研究したりしました。

バレエでは、腕を白鳥の翼のように見立て、上下に波打つようにやわらかく動かして、白鳥が羽ばたく様子を表現するシーンがたくさん出てきます。

そのとき、私が常に意識していたことは、単純に腕をバタバタと上下に動かすのではなく、「肩甲骨から腕を動かすようにすること」でした。

もっとわかりやすく説明すると、動作の初動が、肩甲骨からはじまって、肩→二の腕→ひじ→前腕→手首→指先と、肩甲骨から順番に手の先に向かって、関節をひとつずつ動かしていくようなイメージです。

こうすることにより、白鳥がもつイメージの儚さまでも想像させるような、繊細な表現ができるようになります。

ただこの動きには、肩甲骨の柔軟性が必要だったので、私が現役時代によく行っていたストレッチを、今回はご紹介したいと思います。◎


肩甲骨をやわらかくするメリット


普通に生活をしていて、腕を肩甲骨から動かすことってなかなかありませんよね。そもそも肩甲骨から動かすイメージをもつこともむずかしいかと思います。

でも肩甲骨を動かすと、次のいいことがあります。

・首肩周りの筋肉がほぐれ、血行が良くなり、肩こりの予防になる
巻き肩が解消され、四十肩・五十肩の予防、姿勢美人になる
・胸骨や肋骨周りも刺激され、息が入りやすくなり、呼吸が深くなる

日本経済新聞 NIKKEI STYLE(健康・医療)

普段あまり動かさない関節や筋肉にアプローチし、無理のない範疇で刺激を与えることは、日常生活において、運動不足の解消にもつながります。

無理なく負荷をかけるためには、自重を使って行うことが大切です。自分のカラダの重さを使って重力にともなって動かすことで、気持ちいい程度での負荷をかけることができます。

当時、私は硬い筒のようなストレッチポールの上に寝て、ストレッチポールの高さぶん、床から腕が離れることでの重力を活かして、肩甲骨のストレッチを行っていましたが、

今回はだれでもかんたんにできる、自信をもっておすすめしたい「ヨガファブ シャバ」をつかって、寝ながら肩甲骨を動かすことができるストレッチをご紹介します。


ヨガファブ シャバ を使った「白鳥」エクササイズ

ヨガファブ シャバ の上に仰向けになって寝て、腕を上下に動かします。
手の甲と肘が床から離れないように気をつけながら、自分のカラダの周りで大きな円を描くように、そして呼吸も意識しながらゆっくりと動かします。

ポイントは、肩甲骨から腕が生えていると思って、できるだけ手が自分の遠くで円を描くように、大きく動かすこと。

目をつむり、自分の腕が白鳥の翼になったようなイメージをもちながら、ゆっくりと優雅に動かしてみてください。

バレリーナのように、立ったままの姿勢で、腕を上下に波打つように動かすことは難しいかもしれませんが、シャバに乗ると、自然と胸が開いて、肩甲骨が天井側と外側に押され広がった状態になり、立っているときの状態より、自然と肩甲骨の可動域を広げるため、腕を肩甲骨から動かす感覚を得られます。


最初は動かしにくく感じても、つづけることで必ず、肩甲骨の可動域がひろがっていくので、ぜひこのストレッチを行ってみてください。気持ちよく伸びを感じる程度でOKです。◎

白鳥を後ろから見ると、本当に背中から腕が生えているように見えます。



また、寝る前のリラックスタイムにおすすめのこのストレッチは、血行が良くなってからだがあたたまりやすくなり、自律神経のバランスも整うため、気分がリラックスして、質の良い睡眠にもつながります。

ぜひ、ヨガファブを使った白鳥エクササイズを日常に取り入れ、カラダと心をゆるめて、みなさまが少しでも優雅な気持ちで毎日を過ごせましたら幸いです。◎


今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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引き続き、応援よろしくお願いいたします。

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