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ごみのないきれいな机


家事が終わらない。

そんな悩みを抱えていた私が、この記事を読んだことがきっかけで、驚くほどスムーズに家事をこなせるようになった。
何をどうすればいいかを根本から考え、新たに自分に合った方法を模索し、実践したことで、今では大幅に自由になる時間を手にしている。

この記事には、「分からない事をそのままにしていたのでは、自分の中にどんどん塵や埃がたまってしまう。」
「今日一日にあったことを、ひとつも疑問がのこらないように、すぐ拭きとるように。」
「それは苦しい骨の折れることだけれど、それでもやめないで長い間努めていると、年を重ねて、非常に分かりのよい人になる」と書かれていた。
とても印象に残る言葉たち。


家事がはかどらないという面倒事に対して、いよいよ真剣に向き合うべき時が来たと強く思った。


私だって、片付けや家事の本を読んでは、あーでもないこーでもないと、色々工夫を重ねていた。
だけど何というか、本に書かれている事を真似してみても、表面だけをなぞったみたいで、私の中に根付いてはくれなかった。

でもこの記事を読んだ時、もっと私の中の深い部分を揺り起こされた感じがした。こんな事は初めてだった。

そして、根本から変えていかないといけないと、ようやく重い腰をあげる決心が付いた。
そして、絶対にこの不満だらけの現状を変えてみせる!と腹を括った。

この記事の「ひとつも疑問がのこらないように」という文を読んだ時、同時並行している家事にもやもやしている日々の事が浮かんだ。
一日中家事に追われ、息つく間がないと感じていた。
だけどどう考えても、本当に休みなく家事をしているはずはない。

そして「ひとつひとつをすぐ拭き取る」の部分で、家事をひとつずつ終わらせてみてはどうだろうか、という考えが頭をよぎる。
幸い行動力はある方なので、思いついたら即実行。
非効率だと思いながらも、ひとつの家事をきちんと終わらせてからつぎの家事に取り掛かるよう改めた。

たくさんの家事を同時にこなすのが昔から苦手だった私にとって、このやり方は見事にはまった。
この方法の一番の効果は、家事が片付くのはもちろんのこと、頭の中が整理されること。
TO DOリストを作り、ひとつひとつ片付けていく。
重要な事は、ひとつの事に集中して取り組む、それしかやらないという事。
掃除なら掃除だけを、全力で取り組み終わらせる。
終わったら、時間を決めて休憩。
そして次の家事を全力で行う。

初めて挑戦してみた日、いつもよりも驚くほど早くすべてが片付いた。
達成感も相まって、本当に嬉しかったことを覚えている。

この日から、私の生活は一変した。
なんせ、終わりが見えるものだから、ストレスが大幅に減った。
なんならいつもよりも丁寧にやってみたりもした。
それでも、以前とは比べ物にならないくらい早く片付く。

タイマーを持ち出して、一つの家事に一体どのくらい時間がかかっているのだろうと計ってみると、想像以上に時間がかかってない事も分かった。
5分~10分後には、余裕を持ってコーヒーを飲んでいる自分を想像できるため、憂鬱な気分で取り掛かる、という事がなくなった。

毎日繰り返していくとどんどん手際が良くなり、結果、一日中家事に追われていた自分が嘘のように、大幅に自分の時間が持てるまでになった。

この頃から、私の頭の中を占領していたやらなきゃいけないは、小さくなり、かわりに、やりたいがどんどん大きくなっていった。
自由に使える時間を大幅に手に入れることになった私は、いつかやってみたいと密かに思っていた、noteにまで漕ぎつけた。


今思えば、同時並行的に家事をこなしていても、終わったという開放感が乏しいためにモチベーションが上がらなかったのかも知れない。
もちろん人には向き不向きがあって、人の数だけ家事のやり方もある。
私はこの記事に出会って、自分にピッタリのやり方を見つけることが出来た。

窓にも机にも頭の中にも、毎日毎日ごみをためない努力をして、いつもきれいな机でいられるようこれからも続けていく。


続編です。





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