優しい嘘
「嘘をついてはいけない」
小さいころからよく聞く言葉。
私は嘘が嫌い。
というか苦手なのかもしれない。
嘘をつくとき、相手の眼を見れない。
そわそわする。
心臓はバクバクする。
こんな私の嘘は、きっとすぐにばれると思う。
そんな私はいま、嘘をついている。
優しい嘘を。
それが最善の方法だという事も、そうするしかないのだという事も
頭では分かっている。
でも苦しい。
早く終わって欲しい。
早く終わらせたい。
だけど、人生長く生きていると、そういう場面のひとつやふたつ、いやもっとたくさんあるかも知れない。
嘘をつくのは嫌だけど、こういう状況もあるのだと学んだ。
歳を重ねて、初めて知る嘘。
若かりし頃の私からは、想像すら出来ない嘘。
生きていれば、こういう事があるのかと学んだ嘘。
これから先、優しい嘘をつかなければならない場面に出会うことがあるかもしれないあなたに言いたい。
どうか自分を嫌いにならないでと。
今日もありがとうございました。
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