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人的資本経営における「共感の重要性」

強い組織づくり・良好な人間関係づくり①では、相手に興味を持つ方法などについて述べましたが、ここでは、もう少し対人関係の重要性の内容について深堀りしていきます。
相手に興味を持つために、よいところを承認・リスペクトすると、相手に好意が持てる。だから観察をすることが大切でした。
次に、その承認・リスペクトしている点のことを相手に伝えます。
これは実際の例ですが、めっぽう仕事ができる取締役がおられました。私は、その方にこういったことがあります。「〇〇さんは、着眼点と発想力がすばらしいですね。だから、仕事では行動力があって、理効果的な行動をされているんですね。」と・・・
承認・リスペクトしたことを、そのままご本人に伝えました。
すると、この取締役は、「私のことを見てくれている」や「私のことをわかってくれている」と思ってもらえます。実際にわかっていますが・・・
そして、その方は、私に心を開いてくれるようになってきます。ここは時間がかかる場合もあります。
そして、相手のよいところを承認・リスペクトして、それを相手に伝えて、お互いが承認・リスペクトし合えると信頼関係が芽生えてきます。
そうすると、相手の考えや考え方の思考などもつかめてきて、自分の考えや考え方の思考も相手に伝わるようになってきます。
こうなると阿吽(あうん)の呼吸という関係になることができるのです。
これが「共感」です。
他人の意見や感情などに対して、そのとおりだと感じること、相手と喜怒哀楽をともにできるようになることは、組織の中で強いチームをつくっていく上でとても大切なことです。

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