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腹を括る

ハインリッヒの法則

こんにちは。
先週、今週と新規の
事業部立ち上げに
朝から晩まで
走り回り、

日中から晩まで
会合やゴルフコンペが
連続であり、
気がつけば
11月も後半戦になっておりました。

忙しくしている時ほど、
さらなるトラブルは
起こりやすい物です。

あの時、しっかりチェックしておけば。

そう思った瞬間、
過去の自分の
怠けに
悔しくなります。

お客様相手の商売では
その小さいミスに
気がついた時には
すでに
客数に影響が出てきている時です。

客数が減少することは
イコール
客離れが表面化していることですから、
店舗経営としては
結構危機的状態です。

小さなミスを
見逃し続けると
気がついた時には
時すでに遅しですよね。

要するに
ハインリッヒの法則です。

教師時代、
よく、
生徒にヒヤリハットについて
指導していたにもかかわらず
この立場になって
自分が遭遇するとは
全く予想していませんでした。

社長の仕事

社長に就任して
今月で10ヶ月が過ぎようとしています。

これまで、
自分自身も
たくさんミスをし、
先輩方に
たくさんフォローして
もらってきましたから、

どれだけ
周りがミスをしようと
責めることなく
「大丈夫」
「まだやれることはある」
と言い続けてきたつもりです。

しかし、
その方法は
少しずれが生じていた
現場の声を
聞き逃す結果となっていました。

今期に入って
攻めに転じて
新たな販路を開拓している最中、

シフトや
体制が
どんどん変化する
現場では
フラストレーションが
極限まで溜まっていたのです。

社長の最も重要な仕事は
従業員を幸せにすることです。

そして、それを実現させるために
しっかりと
売上と利益を追求しなければなりません。

そして、
会社がどのように動いているのか
しっかり説明して
現場まで落とし込まれているのか
チェックすること。

それが実は最も重要な
社長の役割なのかもしれません。

やらないのではなく知らないだけ

現場が
自分が思った通りに
動かないと嘆く社長は
私の周りにも
たくさんいます。

現場を自分の目で見て回ると
現場の方々は、
いつも
笑顔を絶やさず
元気いっぱい、
無駄なく動いてくれています。

この現実を見て、
それでも
動いてくれないと
嘆いていては
バチが当たりそうです。

従業員がうまく動いてくれないのは
自分が動いていないからです。

そして、
なぜ動かないのかと
フラストレーションが溜まっている人の
原因は
動かない理由を知らないからなんです。

人は知らないという事実に
一番ストレスを感じる物なのです。

経営者が
ストレスを多く抱えているのは
先ゆきが見えない、分からないという
ストレスなんです。

人間は
知らない
分からない
見えない
ことに恐怖やストレスを
感じるのです。

だから、
現場の体制や仕組みを
変えようとすると
現場が抵抗していますのです。

それは
変えることでどうなるのか
現場のスタッフが
分からないからなんです。

だから経営者や幹部社員が
必ず時間を割いて
説明して理解してもらわなくては
いけません。

従業員は奴隷ではないので、
自分の意思で
進んで働いてもらうためにも
会社の向かう先をしっかり理解してもらい
その一部を手伝ってほしいと
しっかりお願いすることが
とても大切ではないかと思います。

そして
そうやって地道に
築いた信頼関係は
小さなミスを
見逃すことなく
瞬時に潰してくれます。

ハインリッヒの法則で言う
小さなミスで
終わらせるためには
会社の全員の協力が必要なのです。

腹を括るのは腹を割ること

これまで、
どれだけ
ミスや失敗が続いても
ヒューマンエラーではないと
責めることは一切してきませんでした。
(社長になってから)

しかし、
父や母はそれでは
少しも成長しないと
たっぷりだったのです。

ある日
呼び出されて
それを指摘されました。

でも
最終的に責任を取るのは
会社の代表である私ですと
しっかり説明したことで
納得してもらったのです。

この一連の出来事で
私は
腹を括ることができたのです。

会社は従業員のためにある。
だから
皆が積極的にしたミスは全て
自分が責任を取るということ。

これを父と母の前で口に出して宣言した結果、
自分自身の中で
何か覚悟が固まった気がしました。

これから先、
何が起こるかわからない時代、
何があっても
全てを受け入れ、
会社に全てを注ぎ込む
覚悟は
思っていても
決めることはできません。

それを
人前で
何の理屈もなく
宣言することで
初めて覚悟が決まるのです。

腹を括るというのは
そういうことなのかもしれません。

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