牧野富太郎と理科の先生
牧野富太郎(1862.4.24~1957.1.18)、といえば日本の植物学の基礎を築いた人物だ。極めて精緻な写生をして、日本各地の名前も知られていない植物、新種の植物を発見した学者でもある。「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる」と、かつて昭和天皇が侍従におっしゃったそうです。「雑草という草はない」は、牧野先生の植物愛を表す言葉でもある。
少し前に大型店舗の書店に行ったら、あちらこちらで牧野富太郎の特集本が並べられてい