見出し画像

働く意味って?働ける事って?社会の課題に挑む困難さを知る。人生の根っことの闘い。ようこそ!一新塾へ⑧

就労継続A型は雇用契約も結ぶので働くイメージに近いです。与えられる職種もどちらかというと生産性を求められます。

就労継続B型事業所は言い方に語弊があるかもしれないですが、働くというより就労前の準備段階というイメージです。本当に語弊がある事を前提にしています。

でもB型で頑張ってA型事業所に移りさらに、特例子会社に採用される方もそんなに多くはないみたいですがあるようでした。

B型事業所は決まった時間に朝起きて、通勤して、決まった時間に通勤するという規則的な生活スタイルを獲得する為の役割かと今では認識しています。

B型事業所で自信をつけられて次のステップへ進まれる方もいるので重要な役割を果たしていると考えています。

これはあくまでも今では。。です。本当に息子を通してたくさんの学びがあります。
当時はどこに見学に行っても初めて聞く言葉や語句、単語に驚きと衝撃でした。

「働く事」がこんなに大変な事だったんだと。私の会社でも入社して職場や働く事にどうしてもついていけず今も3年以内に退職していく人が後を絶たないです。

振り返って考えると私は大した疑問を持たず30年近く同じ仕事をひたすらやり続けてきたのか、出来たのか、周りの支援があったからなのか。

なんか自分が同じ会社でほぼ同じ職種で30年来た事が奇跡の様にこの時期感じていました。働くってそんな簡単な事ではなかったんだと。。。。。。

2018年11月以降トリプルスクールに続きこの事にも向き合わないといけなかったのです。嫁がその中心にはなっていましたが社会に出て、会社員人生を30年近く

過ごしてきてここは自分の出番という自負もありました。その為様々な就労現場に時間の許す限り出来るだけ行ってきました。

ただ初めて聞く話ばかりの障害者の就労現場の現実と自分のこれまで経験は何ら関係ない事も良く分かりました。

夏ぐらいに行かせてもらったのは重電機を扱う就労現場でした。工場での勤務です。そこは特例子会社の位置づけをされている現場です。息子の高校のOBの方の

立派に働いている姿に驚き、かなり高度なことまでこなす姿にさらに驚き、指示も良く通り、受け答えもしっかりされていました。

「ここで働けたら良いけ、どうちの息子続くかな。」と。特例子会社のハードルの高さも二社ほど見て良く理解できました。

働く事をこんなに深く考えさせてもらったのも息子のお陰です。そして障害者雇用の現実も本来なら息子が自分の息子でなければ死ぬまで知る事はなかったと思います。

A型B型事業所関わらず一生懸命にひた向きに作業に取り組んでいる姿に何回も眼に涙を私は溜めていました。

働く事、働ける事、社会の一員である実感を体感できる事。働く事ってこんなに良いものなんだと。

でもうちの息子の働く先はなかなか決まりません。それはうちの嫁の「べき論」がありました。

言い方に語弊はありますが妻なりの息子には絶対にここが良いという働く場所があったからです。そこを軸に嫁も様々な場所に見学に行っていました。私も徐々に「働くべき」というこの言葉に疑問を持つ様になったのです。

親が考える働く場所と子供に向いている働く場所はどう考えるべきなのか、どうあるべきなのか。なんとか親が希望する場所に入れたとしても、

そこが1年も経たないうちに辞めてしまった時、息子は自信を喪失して、自己肯定感が育たないのでは?と。

息子は息子なりに母親の期待に応えようとするのです。いつも私がどこで働きたいかを聞くと即答で母親の希望就職先を言うのです。

「本当か?オマエ〜」というと。「じゃ2番目はどこ?」と聞くと。「任天堂かディズニーランドで働きたいです」と本音が。

ただここでいう任天堂は1日ゲームをして働くイメージで勘違いしているのと、ディズニーランドはあの楽しい雰囲気の中でウロウロしている働くイメージだと思います。笑

次回へ続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?