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Part 1 マイ・ストーリー:AFAAグループフィットネスインストラクター認定は私のキャリアアップをどう進めたか?


Angie Miller 訳:長谷山留美

Angie Miller(アンジー ミラー)
NASM マスターインストラクター、AFAA メンター・ビデオエデュケーター、メンタルヘルスセラピスト、
Angie Miller Fitness オーナー。NASM CPT, PES, CES, WLS, SFS; AFAA GFI 取得。

1 AFAA 認定はキャリアアップの原動力

こんにちは。アンジー・ミラーです。今日は AFAA GFI(グループフィットネスインストラクター:日本では IGFI)認定を取得したことが、どのようにしてその後の私のキャリアの積み重ねにつながっていったのか、お話したいと思います

アメリカでフィットネスが始まったのは 1950 年代頃ですが、当時はそれほどポピュラーではありませんで
した。ところが 60 年代から 70 年代にかけて、エアロビクスエクササイズが爆発的な人気を得て、フィットネスは急速に広がっていきました。

AFAA が設立されたのは1983年(当時はAEROBICS and FITNESS ASSOCIATION of AMERICA)。同じ年にAFAAは世界で初めて、安全で効果的なグループエクササイズを広めていくためのスタンダードガイドライン(Basic Exercise Standards and Guidelines)を定め、1985年にはテキストブックとして発売されました。

私がフィットネスの世界に足を踏み入れたのは、大学に入った時でした。運動しようと思ってジムに通い始めたものの、マシンの使い方や運動の仕方が全く分からない。グループエクササイズから始めようか、ということでクラスに参加したのが最初です。

クラスに入った時「こんにちは」などの会話から始まったので、「グループフィットネスって誰かとつながっているんだ」というのが最初の印象でした。フィットネスは教育や競技やスポーツとは違って、自分の健康のために楽しみながらするエクササイズ、というかたちで自分の中に入ってきました。

通っているうちにインストラクターの人から「あなたも教えればいいのに」と誘われたのが AFAA の認定を得るきっかけになりました。1人のグループエクササイズ参加者として、フィットネスが好きで、人とのつながりを感じて、体の使い方も分かるようになって、何よりもそれらを人に伝えることがとても大事ということが分かったからです。

体の使い方を知ることの大切さ。そして、それを人に伝えることの大切さ。体が安定すれば精神的面も安定していきます。体の安定とともに自分の気持ちも高まって、状態が良くなっていきます。どうすればその変化が現れるのか、人に伝えることの大切さを知りました。

私は 2008 年に認定を取り、その後、インストラクターを育てる仕事にも携わるようになりました。人にしっかりと伝えることができれば、伝えられた人も自信をもって身体を動かしていくことができる。そのつながりが分かるようになりました。

AFAA は私に、グループフィットネスインストラクターとしての学びだけではなく、ヨガのインストラクターとしての学び、またパーソナルトレーナーとしての学びも与えてくれました。そしてその学びによって、人々に伝えることができ、伝えた人たちの身体的な変化はもちろん、精神的な変化までも目の当たりにすることができました。

私は元々、メンタルヘルスについて学んでいました。AFAA は、フィットネスと自分が学んでいたメンタルをつなげるベースを作ってくれました。認定を受け、自分が学んだことをさらにさらに高めていくにつれて、人々が変わっていくのが分かり、自分自身も学びとともにキャリアアップさせたことが、人々に受け入れられました。そのおかげで大学の講師としての仕事も得ることができました。

2 AFAA が私に教えてくれたこと

AFAA は、私はたくさんのことを教えてくれました。5つに分けてお話したいと思います。

① 勇気と自信

AFAA は体についての知識やエクササイズ方法だけではなく、自分の日常生活全体に勇気と自信を与えてくれました。これらは自分の前向きな考え方にもつながっています。

実は私は引っ込み思案な性格で、人の前に立って何かをするという感じの人ではありませんでした。でも、マイクロフォンを口にして、人前に立って話してみると、みんなが自分のことを聞いてくれる。みんなが私について動いてくれる。なんて素敵な経験なんだろう!そこから勇気と自信が湧きました。

AFAA はスキルだけではなく、自分を信じることも教えてくれました。人前でどうしようどうしようって思っていたところを「大丈夫、自分ならできる」と思わせてくれるようになりました。それには自分が学んできたことの後ろ盾があったからです。

② リーダーシップとプレゼンテーションスキル

リーダーシップとプレゼンテーションスキルも学びました。自信は姿かたちに表れます。姿勢を良くする、きちんと立って、さっそうと歩いて、皆さんに分かるように体を使って説明する。それから声の出し方。そんなことも AFAA から学びました。

もちろん時には難しいこともあります。クラスに入った時にあまり雰囲気が良くなかったり、話し始めてもなかなか聞き入れてもらえなかったりすることってありますよね。でも、自分を信じて、良い姿勢で大きな声でしっかりと伝えることができれば、クラスの雰囲気はパッと変わって、皆さんが受け入れてくれるようになります。

③ レジリエンス

レジリエンスとは、へこんでも立ち直る力のことです。時々、気持ちが落ち込んで、もう駄目だ、立ち直れないと思うことがあります。でも、大丈夫、私だったら立ち直れる。立ち直る力が自分にはあると信じていれば、回復力は早いです。

柔軟性も必要です。例えばクラスに行ったときにステレオが壊れていたとして「なんてアンラッキーなの!もうできないわ」ではなくて、「これが駄目だったらこっちができるわ」と考えられる柔軟性があると、すぐに立ち直ることができます。フレキシブルに対応できる力、それもAFAAから学びました。

④ コミュニティづくり

あなたの周りにいる人は、あなたを求めています。あなたに会いたい人があなたの周りに集まるのです。コミュニティを立ち上げ、確立していくときに大切なのは信頼です。いろいろな人があなたの周りに集まる時に、どこに住んでいてどんな家に住んでいるか、どんな車に乗っているか、それは関係ないことです。

あなたのコミュニティにいろいろなところから、いろいろな方々が来ている。その事実を大切にして下さい。ただあなたのことが好きで来てくださる。そんな方々を信頼してこそ、コミュニティが生まれるということを心に留めておいてください。

クラスルームの雰囲気がとてもよくて、来てくれた一人一人がつながっていく。それをつくり上げていくのはあなたの役目です。たとえ小さな場所だとしても、そこにコミュニティが生まれます。

⑤ コミュニケーションスキル

AFAAでは、コミュニケーションの取り方についてもたくさんのことを学びました。クラスルームに来た人たちを前にした時の、姿勢や体を使ったアクションはもちろん、アイコンタクト、どのような言葉を選ぶか、声のトーンなどです。

どのような言葉を選ぶのか。まずは必要なことを伝えていく。必要でないことは言わなくてもいい。どのようなことが必要なのか、それを選ぶことが大切です。このようなこともAFAAから学びました。

そして、笑顔。コミュニケーションは笑顔から生まれます。つくり笑顔やいつも決まった表情からは生まれません。どのような笑顔で人に応えるのか。AFAAは私に教えてくれました。 (続)

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