雲野 十三
インターネット広告が曲がり角に来ている。 強大なウォールドガーデンを持つ、Google, Apple, Meta, AmazonなどのGAFAが踊り場に来ている。 ウォールドガーデンの外、オープンインターネット(オープンウェブ)に再注目されつつある。 その鍵のひとつは、プログラマティック広告だ。 日本のインターネット広告におけるプログマティック広告の普及とそれに携わる人々が増える一助になることが、このnoteの意義。
だれが運用型広告を牽引しているのか? インターネット広告の大部分(85%)を占める運用型広告が、なぜこれほどまでに大きな割合を占めるに至ったのか。 いくつか理由が…
運用型広告のメインストリーム 運用型広告のメインストリームはインターネット広告媒体費の37.0%を占める検索(サーチ)広告である。 ※ 電通日本のインターネット広告媒…
まず、インターネット広告が配信されている実態を把握しよう 定性的な数値は電通の日本の広告費が業界のベンチマークとなっているのでこちらから引用する。https://www.de…
プログラマティック広告の座標 そもそもデジタル広告(以後インターネット広告に統一)とプログラマティック広告の位置関係は、大枠ではこんな感じだ。 一番大きな円がイ…
インターネット広告?OR デジタル広告? このnoteを書くにあたって、言葉を統一したいと思い一番使うであろうキーワードにちょっとだけ触れておきたい。 そのキーワード…
プログラマティック広告・道 日本には「道」のつく文化がある。 伝統文化では、書道、茶道、華道 武道では、剣道、柔道、弓道、合気道など。 「○○道」とは何か 一言…
だれが運用型広告を牽引しているのか? インターネット広告の大部分(85%)を占める運用型広告が、なぜこれほどまでに大きな割合を占めるに至ったのか。 いくつか理由がある。 ひとつめは、もちろんROI(いわゆる費用対効果)だ。 運用型広告の商材そのものが受け入れられやすいということだ。 インターネット広告のメリットである、数値の可視化、レポーティングによるPDCAサイクルの構築、投資した金額の最適化を図ることができる。 広告主も、結果が可視化されたものには投資しやすい。特にダ
運用型広告のメインストリーム 運用型広告のメインストリームはインターネット広告媒体費の37.0%を占める検索(サーチ)広告である。 ※ 電通日本のインターネット広告媒体費より なぜメインストリームなのか。 それは圧倒的コストパフォーマンスに裏付けられる刈り取り型広告だからだ。 検索広告が発明され、検索エンジンが普及するにつれてこの広告を超えるパフォーマンスを発揮する広告は発明されていない。 20年以上経つ今も。 検索広告に次ぐ、運用型広告はディスプレイ広告(31.8%)
まず、インターネット広告が配信されている実態を把握しよう 定性的な数値は電通の日本の広告費が業界のベンチマークとなっているのでこちらから引用する。https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html 日本のインターネット広告媒体費は2021年は2兆7052億円。 ※ 電通日本の広告費2021より(インターネット広告媒体費(マスコミ四媒体由来のデジタル広告費を含む)、物販系ECプラットフォーム広告費、インター
プログラマティック広告の座標 そもそもデジタル広告(以後インターネット広告に統一)とプログラマティック広告の位置関係は、大枠ではこんな感じだ。 一番大きな円がインターネット広告だとする。 その中にある中くらいの円が運用型広告。 運用型広告というのは、配信予算、期間、単価が予め決められているいわゆる純広告でないもの。 一番イメージしやすいのは検索広告とも呼ばれるリスティング広告だろう。 大枠の予算はあるが、純広告とは違い設定して配信して終わりではなく、柔軟な買い付け方ができ
インターネット広告?OR デジタル広告? このnoteを書くにあたって、言葉を統一したいと思い一番使うであろうキーワードにちょっとだけ触れておきたい。 そのキーワードとは、インターネット広告とデジタル広告だ。 よくこの2つは文脈で一緒にされてしまうのだが、 デジタル広告はインターネット広告を包括するもので、概念的には上位だと認識している。 なので、 デジタル広告>インターネット広告>プログラマティック広告 となる。 よくどちらがメジャーなキーワードなのかを知る時にG
プログラマティック広告・道 日本には「道」のつく文化がある。 伝統文化では、書道、茶道、華道 武道では、剣道、柔道、弓道、合気道など。 「○○道」とは何か 一言でいえばその道を極めること。 主に「技」の上達のために修行を積み、精神性や人間性などを磨き上げる道程をいう。 「道」については、個人的に参考になる記事があったので共有しよう。 中でも興味深かったのは、 道の共通点は「型」から入ること 意味や理由は教えないー自ら「道」の本質に気付く そして、この一文が自分