結婚式の前日までなら

私は３０歳前後から、地域の社交ダンスサークルに入ったこともあり、サークル内の友だちとお互いにお気に入りの男子についても、よく恋バナしていました。どちらも年下でした。ちなみに当時の私のお気に入りは、５歳下。ダンスパーティーで、一度踊ったのがきっかけで、どこのサークルかを知って、追っかけでそのサークルに入りました。そこで彼を見つけた時は、本当に嬉しかったです。

そんな青春時代もありました。社交ダンスもずっと踊ってないなぁ。ちなみにそのお気に入りの男の子も、私より、５ｃｍ位は背が低かったですね。

しばらく経って、彼がまもなく結婚するということで、彼女をサークルに連れて来ました。とても可愛い小柄な女の子でした。

それから、まもなく私は彼に電話して、「相談したいことがある」と言って、呼び出し、彼の車で初デート。どこかのファミレスで、「相談って何？」と聞かれて、モジモジしているうちに、ジュースの氷がみるみる溶けて行きました。やっと勇気を出して告白。想定内の玉砕しました。それでも、後日彼に又電話して、「会えないかな？また電話してもいい？」と尋ねた時、彼が「結婚式の前日までだったら、大丈夫」と言われました。（笑）

こういったSNSで、私はよく「文才がある」とか、お褒めの言葉を頂くのですが、もう言われ慣れてしまって、びくともしないのですが、この一銭もならない文才。何故か、そこから、お気に入りにされることも少なくありません。独身の方もいらっしゃいますが、特に既婚男性に人気があるようです。私以上に高齢の方とかね。

今回も、お気に入りの申し込みがありました。別に拒む必要も理由もありません。どうぞと共に、定番の質問をしました。非喫煙者であることは、御本人が伝えてくれていました。そうです、私にとって、もうひとつ肝要なことは、「独身か既婚か」です。

早速、尋ねてみました。すると、やはり、「既婚者」でした。既婚者なら、「非喫煙者」であることを、事前に私に知らせる必要もなかったのですが。何故なら、既婚男性とふたりで会うことは、基本的にはありませんから。

今回の方が、事前に私に「非喫煙者」とアピールされたのは、何故だったのでしょうね。

微妙。不思議な世界しか見えません。えっ、まさか、私とふたりで会う気持ちがあったのかしら？あー、既婚者って面倒臭い。

「文才」よりも、私は自分の好きな人を振り向かせる「媚薬」が欲しいです。

結婚式の前日だったら、ダンスサークルの男の子を襲っても、良かったのかしら？ふと懐かしく、思い出してしまいました。サリーちゃんのお父さんのように、眉が太くて、声も素敵なイケメンでございました。残念でしたね。