結婚はステイタス?
日本中が今、サッカーに夢中。TVもサッカーばかり。私はサッカーを始め、スポーツにほとんど興味がありません。本日も、元夫の店でカラーリングをしてもらいました。彼は普通にサッカーの試合を観て、毎日過ごしているようです。私と考えが対立して、白けてしまいました。結局、日本のサッカーチームが優勝するかしないかで、涙を流すほど一喜一憂できるのは、やはり、日本が平和な国だからだろうという結論に、ふたりは達しました。
TVを観ていると、ファッション番組もありました。私はバブルの時も、あまりファッションに興味がありませんでした。自分が大柄なので、サイズがないのも大きな理由だったかもしれませんが。妹は化粧品にもかなりお金をかけていました。その甲斐あってか、彼女は21歳で結婚したし、彼氏のいない時はほとんどなかったようです。
一方、私はいわゆる、年齢イコール彼氏いない歴に限りなく等しい。元夫とも夫というより、ただの家族、同居人みたいな関係でしたから。
以前、私のブログを読んだ男性(既婚)の感想で、「貴方は、結婚していないことに、かなり負い目を感じているようだ」と言われたことがあります。ドキッとしました。
そうです。昔から、ずっと彼氏がいないことに、劣等感を抱いていました。特に20代後半位になると、周りが次々結婚だの出産だのして行く中、彼氏の「か」の字もいなかったから、親族で集まると、叩かれる、イジられる、容赦ないセクハラを浴びていました。
世間的には、かなりの晩婚(40歳)と出産(41歳)とはいうものの、婚姻中は、まぁほぼ「普通」の人として扱われていたかもしれません。自分でも、元夫の低収入を除けば、そんなに卑屈になることもなかったと思います。要は、「結婚」しているから、「普通」という勲章をつけているみたいな感じでした。
ところが、50代後半で離婚したら、また肩身が狭くなりました。派遣で働く際も、いちいち「扶養の範囲で働くんですか」と聞かれるし、職場でも、「バツイチ」と知られたくなくて、夫がいるフリをしていたこともあります。
配偶者に限らず、いわゆる恋人、パートナーがいることがどうして、そんなに勲章になるのか、考えてみました。もちろん、そういう人(パートナーがいる人)の割合のほうが、大きいから、メジャーであり、「普通」な感じがしますよね。世間は、メジャーが「普通」であり、マイナーが「異常」のような風潮がありますから。
そういった物差しで図ると、私は「普通」じゃないことになります。そうそう、サッカーも全く興味ないし。どうでもいいよって感じです。日本が優勝したら、〇〇おめでとうセールでもするなら、ともかく。そんな心の余裕がありません。
「普通」と見られないことが、私の劣等感かもしれません。そこらへんの人たちより、勝っているところもあるとは思うのですが、結局、そう判断してくれる人がいるか、いないかの問題ですね。
いわゆるパートナーのいる方は、中には世間体だの、経済的な理由だので、離婚していないだけのカップルもいるかもしれませんが、取りあえずは、お互いを必要としているということになります。
いろいろ不満があっても、貴方が1番と認め合っていることになります。そういう人がひとりでもいる人は、心強いのだと思います。
そう、アンタが1番てやつです。
必ずしも、ビジュアルが良かったり、収入が高かったりの人たちが結婚し、継続しているわけでもないんですよね。
まずは「つきあう」と言っても、うーん、誰でも良いわけでもないし。特に男性は、「つきあう」というと、すぐ体の関係に入ろうとする。その前に、心と心の触れ合いができないものでしょうか。
ネット記事によると、マッチングアプリで出会った人でも、平均3回のデートで「つきあう」かどうかを判断するそうです。
エーッて、驚き。そうなんだ。カマトトぶるわけではないけれど、かなりの判断力が必要ではないのでしょうか。
外見で判断しちゃいけないと言われても、外見が生理的に嫌だったら、一緒にいるのも嫌ですよね。
パートナーがいることが、ステイタスという考えもあるようですが、私が1番手に入れにくいステイタスかもしれませんね。