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新型コロナウイルスでどうなる中国インバウンド市場!?(2) 今からインバウンドでやるべき3つこと

中国越境EC・インバウンド専門 JUTOU株式会社の辻です。
日本企業さまのインバウンド、越境EC、現地展開のサポートをしています。

本日は、「今からできるインバウンドでやるべき3つのこと」というテーマでお話します。

ウイルスの専門家ではないので、医学的な観点からのお話はできませんが、

○中小企業さまから100億、1000億円以上の規模の企業さまのインバウンドサポートをしているので、状況が分かる。
○中小企業さまから100億、1000億円以上の規模の企業さまの越境EC、現地展開のサポートをしているので、状況が分かる。
○コンサルティングだけでなくて、自らプロモーション施策やSNSの代行まで実務もやっているので、かなり現場主義。

といった感じで、中国向けのマーケティングでは割とリアルな話ができるかなと思うので、ビジネスの観点からお伝えしていきます。

前回の記事(https://note.com/jutou0908/n/ncec17da7d3f5)では、新型コロナウイルスによるインバウンド市場概況と、それでもインバウンドに今からでも取り組むべきだというお話をさせていただだきました。
本記事では、今からインバウンド、そして中国展開に向けてやるべきこと、できることを3つお伝えします。

その3つは何を先にお伝えすると、

1.チャネルを増やそう。2.名簿を増やそう。3.コストを見直そう。

1つ1つ詳細に話すと大変なので、より具体的に知りたいという方はご連絡ください。

1.チャネルを増やそう。


現状、中国人の方々も日本来たくても来れない状況なので、これからインバウンドを始めようとされている方は大きなプロモーションは避けるべきです。その前にやるべきこととして
・情報発信できる
・名簿化・会員化できる
・クチコミを貯める
上記ができるSNS・旅行クチコミアプリのアカウント開設、店舗登録をしていきましょう。


業種によって、優先順位は変わってきますが、以下のアプリでできるところから触っていってください。
各アプリがどういうものなのかは、ググったらいくらでも丁寧な説明があるので、そちらを御覧ください。

■SNS

①WECHAT
・有料
・日本法人名義のみで開設可。
・店舗ビジネスやっているなら特にやったほうが良い。チェーン展開している大企業以外は、WECHAT内の広告などに手を出しても大やけどするので運用だけでOK。CRMとして使うことを目的に据えるのが1番良い。

②WEIBO
・有料
・日本法人名義のみで開設可。
・拡散性あり。ただし、他SNSの台頭により影響力は下がっている。

③TIKTOK(抖音)
・日本法人名義のみで開設不可(2020年2月末時点)
・中国で最も勢いのあるアプリだが、現在(2020年2月時点)中国法人しか中国版に登録できないため、扱いにくい。
・作るなら個人アカウント

④REDBOOK(小紅書)
・日本法人名義のみで開設可
・影響力はあるが、企業アカウント運用はなかなか難易度が高くフォロワーもつきづらい傾向。優先順位としては低い。ただし、REDBOOK内のインフルエンサー活用してプロモーションするのは有効。
・個人アカウント運用から始めてもいい。


■クチコミ旅行アプリなど
①大衆点評
②マーフェンウォ
③C-trip
④飞猪

上記以外にもたくさんありますが、取り急ぎ①~④は店舗登録できているといいです。
企業向け有料プランもありますが、費用対効果に合うことが少ないので、取り急ぎ個人アカウントで店舗登録してもらうだけで十分かなと思います。

2.名簿を貯めよう。


インバウンドは基本的に、広告の新規来店コストが高く、割に合わないことが多いです。
そのため、来てくれた来店客を名簿化して、中国帰国後でもアプローチできる状態を作ってリピートにつなげたり、クチコミを書いてもらって、他の人たちへ拡散してもらうことが重要となります。

少しでも中国人が来ているお店は、必ずWECHATのアカウントフォローをしてもらって、名簿にすることを徹底してください。
ちょっとでもいいので、プレゼント・特典・割引があれば中国人の方々は気持ちよくフォローしてくれます。

これから中国人観光客を呼び込みたい!という方が今できることは、「在日中国人」向けです。
今は家にこもりがちですが、中国本土にいる中国人よりずっと店舗に来やすいはずなので、もし来店したらとにかくフォローしてもらうだけでもいいです。
知り合いの中国人の友達でもいいです。
名簿をとにかく作っていきましょう。

もし、お金をかけてもよければ、各SNSのインフルエンサーにプロモーションをしてもらうのは有効です。
お店にどれだけ来てもらうか?を計測するのも重要ですが、どうしたら自分たちのアカウントをフォローしてもらえるか?まで設計してプロモーションするようにしてください。

(※フォロワーだけKPIにすると、実体のないBOTアカウントでフォロワーを水増ししたりする会社あったりするので気をつけてください。以前書いた記事も御参考ください。↓↓↓↓↓

「中国インフルエンサーマーケティングはとにかく疑ってかかれ!!!」
https://note.com/jutou0908/n/na6c2f95c6c2e

3.コストを見直そう。


すでにインバウンドや中国向け越境EC、現地展開に取り組まれている企業さん向けです。
最近も多くの企業さまからご相談いただきますが、コストの内訳を聞いたりすると、

「これじゃ儲からん・・」

という費用の使い方をしている日本企業が多いのが現状です。
間に代理店、その孫受け代理店みたいな感じで中間マージンが乗りすぎたり、中国現地のコスト感がわからないために余計にお金を取られていたりしてコストパフォーマンスが異常に悪かったりします。

中国で100万円で済むプロモーションなのに、インバウンドだと1.5倍~2倍、ひどいときは3倍以上のお金がかってしまう、というのは、通常のビジネスでもしんどいですが、世界一競争が激しいといってもいい中国市場においてはかなり致命的です。

インバウンドが落ち着いている今こそ、本当に必要なもの、そうでないものを見極める時間にぜひ使ってほしいです。

できることからぜひ取り組んで、インバウンドが復調してきたときにライバルと圧倒的な差をつけていきましょう。

本日はここまでです。
ありがとうございました!

是非色々な方に見ていただきたいので、拡散してください(笑)
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