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新型コロナウイルスでどうなる中国インバウンド市場!?(1) 今こそインバウンドに取り組むべき3つの理由

中国越境EC・インバウンド専門 JUTOU株式会社の辻です。
日本企業さまのインバウンド、越境EC、現地展開のサポートをしています。

久々の更新となってしまいました。
誠に申し訳ないです。

今回は、日本も大混乱となっている新型コロナウイルスについてお話をしたいと思います。
ウイルスの専門家ではないので、中国インバウンド・越境ECで割と最前線で戦っていると思うので、ビジネスの観点からお話できればと思います。

○中小企業さまから100億、1000億円以上の規模の企業さまのインバウンドサポートをしているので、ある程度状況が分かる。
○中小企業さまから100億、1000億円以上の規模の企業さまの越境EC、現地展開のサポートをしているので、ある程度状況が分かる。
○妻が中国湖北省出身で、実家の家族がコロナウイルスの最前線で戦っている状況がある程度分かる。

といった感じで、現場目線からお伝えできるかなと思います。

中国インバウンドは壊滅的

みなさんも連日ウイルス感染拡大のニュースとともに、ウイルス拡大が日本経済に与えているダメージについても報道で知っていたり、実際問題として自分自身に降り掛かっている方も多いかなと思います。

インバウンドについては本当に壊滅的で、百貨店、ドラッグストアなどの小売店、インバウンドで好調を維持していたメーカーさんにとっては大打撃で、大体昨年対比で50%~70%落ちてたりします。(ウイルス対策製品は除く)

「日本百貨店協会は21日、2月の17日までの全国の百貨店の売り上げ高が去年の同じ時期と比べて15%減ったと発表」
(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200221-00000053-jnn-bus_all)

インバウンドだけでなく、一見関係のなさそうな業界も影響を受けているのを見聞きするので、中国と日本が切っても切れぬ仲だということを今回改めて痛感しました。


踏んだり蹴ったりの中国インバウンド・越境EC


そもそも中国向けインバウンド、越境ECはコロナウイルスより前、もっというと2018年の下半期から悪いことが続いています。

 ■中国EC法による並行輸入マーケット減少:爆買いマーケット頭打ち
 ■米中貿易戦争:中国経済打撃、日系半導体、FA関連も打撃
 ■消費税増税:日本国内消費に打撃
 ■新型コロナウイルス感染拡大:インバウンド、世界経済に打撃←今ココ!

というような流れで、踏んだり蹴ったりな状況が連続して起こりました。
これは本当に痛いです。


それでも、インバウンド施策のアクセルを踏むべき3つ理由

期末で来期に向けての予算取りが必要だからなのか、このコロナウイルスの影響なのか、最近は多くの企業さまにインバウンド含めた中国市場に向けてどうするべきかご相談をいただくことが増えているのですが、

私は、『今こそインバウンドは、ブレーキではなくアクセルを踏んでいきましょう!』とお話しています。

観光客も全然日本に来ていないのになぜアクセル踏むべきなのか?

その理由は以下の3つです。


①まれに見る親日感情
中国現地の報道やクチコミを見ていると、日本の支援や中国人の受け入れ対応などに対して非常に好感を持っています。
(台湾、香港、韓国との関係悪化で、日本が勝手に上がってるということもあるかもしれないですが・・)
近年稀にみる親日感情が芽生えていると思います。
現在はコロナウイルスで観光旅行どころではないですが、もしコロナウイルスが収束したら必ず中国人観光客は押し寄せてくるでしょう。
そのときに備えて、今は苦しいですが、インバウンドの手を緩めず、しっかりと施策をし続ける必要があります。

②インバウンドは、そもそも時間がかかる
インバウンドは、国をまたいでいるので、プロモーションの効果が出てくるまでに時間を要します。
だいたい施策をし始めてから通常は3ヶ月目以降から効果が出て来る感じです。

したがって、オリンピック前に余裕を持って間に合わせるためには今から準備をする必要があります。

③何もしないとライフサイクルが終わる!
前述にもある通り、化粧品、日用品メーカー、特にインバウンドや越境ECなどに取り組んでらっしゃる企業は、コロナウイルス感染拡大以前、具体的にいうと中国電商法が施行される前くらいから、中国マーケットを伸ばせずに苦しむところが増えています。
特に競争の激しいジャンルでは商品ライフサイクルが非常に早いため、何もしなかったり、間違ったマーケティングをしてしまうと、一瞬でユーザーに忘れ去られ、市場から退場させられます。

たくさんの企業さまから最近ご相談いただいたりしますが、結構インバウンドで業績を落としてあたふたしているところが多いです。
今はピンチの状況ではありますが、こういうときこそライバルと差をつけるために、できることからしっかりと取り組んでいくことが必要だと思います。

「そうは言っても、今観光客も来れない状況なのに何をしたらいいの?」

とういうそこのあなたのために、今からでも取り組めるインバウンド施策について、次回の記事でお伝えしたいと思います。

なるべく早く書くようにします(笑)
本日はここまでです。

ありがとうございました。
是非色々な方に見ていただきたいので、拡散してください(笑)
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