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広島原爆追悼記念日を終えて!【岸田総理にお勧めしたいラスベガスのカントリーBar】

皆さん、こんにちは


お元気ですか?


私はラスベガスに住んでいます。


もうすぐF1のレースが始まります。


11月です。



そのための準備でラスベガスは大混乱です。


このレースのための設備投資だけで、約4億ドルです。


日本円では、570億ドルくらいですか。


人材や宣伝などなど、どのくらいのお金がかかるのかわかりません。


東京オリンピックの設備投資額は約3兆円だったそうです。


そう考えると大したことないのかもしれません。


しかし、記事を読むとラスベガスの人々の事情を考えてなどと書いてますが、全くの嘘です。


ラスベガスの住民でF1を楽しみにしている人って多分あまりいません。


渋滞がひどいし、観光客は滅茶苦茶なことをするし。


現在の資本主義の縮図を見ているようです。


拝金主義とでもいうのでしょうか?


マネー主義とでもいうのでしょうか?


投資はとっても経済に必要なものですが、最も価値あるものに投資してもらいたいものです。

そんなアメリカですが、最近面白い人びとに出会って考えさせられました。

彼は、ネリス空軍基地で働く空軍兵でした。

ある人は高そうなカウボーイハットをかぶっていました。

どの様な部署にいるのかと聞くと、特別な爆発物処理をするような部署にいると答えてくれました。

もう既に酔っぱらっていて、カントリー・バーにまた飲みに行くそうでした。

カントリー・バーとは、カントリーミュージックをかけて、カウボーイハットをかぶった白人たちが飲んでいる雰囲気です。

カントリーミュージックって、日本でいうポップと演歌を混ぜたような音楽なのですかね!?

私は全くこのジャンルの音楽に興味がないのでよくわかりません。

しかし、白人の人々は本当に好きな人が多いです。

2018年にあったラスベガスの無差別の銃乱射事件もカントリーミュージックのコンサートでした。

私がアメリカに住んでいて、地方に住むアメリカ人達ってこんな感じの人々かなぁというイメージです。

都市に住んでいる人々は、ある一部のアメリカです。

観光地ではあまり見れない本当のアメリカって、こんな人々だと思います。

ちょっと面白そうだと思い、彼らといろいろ話してみました。

「そのカウボーイハットっていくらするの?」

「約10万円くらい」

「馬に乗るときは、野球帽だけど、ちょっとおしゃれするときだけかぶるんだ。」

「カントリーミュージックは聞かないのか?」

「まったく興味ないです。」

「日本では馬に乗らないのか?」

「車には乗るけど、普段は乗らないよ」

などなどです。

彼は、西海岸のオレゴン州の人で馬を100頭以上買っている牧場にもボランティアで働いているそうです。

本当に馬が好きな人でした。

アメリカ軍のことについても少し聞いてみました。

「私はアメリカの人々の自由のために命を懸けているんだ。」

「あなたがアメリカに住んでいる限り、私はあなたの自由のために戦うよ。」

「死は誇りなんだ。」

なかなかカッコいいことを言ってくれたので、もう少し突っ込んでみました。

「私も日本人だから、侍魂を持っています。」

「武士道とは、死ぬことと見つけたりという言葉があり、それは死に誇りを持ち、死ぬ瞬間まで生き様を誇りにすることなんですよ。」

などなど話をすると、徐々に一方的に話をし続けるアメリカ人が聞く耳を持ち出します。

「刀では負けるけど、武器の使い方では負けないぞ。」などなど話してきました。

死生観が似ている人々がいることは共感が持てます。

お金や力が全てと考える国際社会で、このように考えるのは日本とアメリカくらいだと思います。

それから家族とかの話をすると、結構ドロドロとしているんですよね。

それがアメリカ人の可哀そうなところです。

そのような話を聞いていくと、話が二転三転したりして適当に聞き流してしまいました。

しかし、これがアメリカの良きところと可哀そうなところでもあります。

毎年8月は、日本のとって原爆の追悼記念日が行われる時期です。

最近の情報では、アメリカは原爆を二発のみでなく九発も準備する予定だったと聞き驚きました。

岸田総理が、核無き世界を訴えG7広島サミットで目立ちました。

しかし、国際社会はそんな理想ごとでは動きません。

今回、広島の松井市長が語られた「核抑止論は破綻している。」とは仰る通りです。

そんな事を真剣に訴える価値観を持つのは日本だけです。

とても素晴らしいことですが、国際基準から見ればそんなことは理想でしかすぎなくなってしまいます。

私が出会った気さくなカウボーイたちに銃を放棄するかと聞けば、絶対に放棄しないというでしょう。

アメリカには、抑止という観点が根強くあります。

最後に家族を守るのも、友人を守るのも、自らの生きざまを全うするのも自ら次第です。

これはアメリカの一般常識です。

そして、アメリカは歴史が浅いですが、西欧文化の結実です。

つまり、ヨーロッパの文化の結論であり、アメリカ的な観点はギリシャ・ローマ哲学に繋がっていきます。

そんな世の中ですから、核無き世界の理想と現実のミサイルの技術の向上や核を扱う技術の向上だけは世界最高峰にしてもらいたいものです。

岸田総理は、ニューヨークで生活されたことも聞きましたが、このようなアメリカの事情をご存じなのでしょうか?

私は、CESという大きなコンベンションがあった時に、経産省の方々や外務省の方々とお話しする機会がありました。

彼らは本当に忙しく西村大臣の時間を無駄にしないように、1分1秒を無駄にしないようにと瞬間瞬間働いていました。

朝早くから、夜遅くまで。

しかし、岸田総理をはじめ、西村大臣、官僚の方々には本当にアメリカを知ってもらいたいものです。

アメリカに住んでいる官僚の方々もおられましたが、たぶんほとんど日本食を食べ、日本の店に行っているのではと思います。

ラスベガスにはいくつかカントリー・バーがあります。

しかし、便利なのはラスベガスのトレジャー・アイランドホテルにあるカントリーバーではないでしょうか?

Gilley'sというお店です。

本音のアメリカの声を聴いてもらいたいです。

いい人々にも会うでしょうし、がっかりする人にも会うでしょうし、アジア人がと変な目で見る人もいるかもしれません。

しかし、現実を見ることは責任者には重要なことです。

岸田総理には、ぜひ訪ねていってもらいたいです。

それか側近の方々か…

本音と建て前はどの社会でもありますよ。

どこでも行って、誰とでも付き合えるような叩き上げの政治家が出てきてもらいたいものです。

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