プレイリストで歌手を知るフイ編
音楽プレイリストのマンネリを打破すべく、推しアイドルPENTAGONが作詞作曲に関わるプレイリストを個人単位で作成し紹介するだけの記事第二弾。
前回はメインダンサーの大天使。現在ワイルドビジュアルなキノ編でした。
今回はもうすぐ最終回を迎える、ボイプラ出演中のフイに焦点を当てました。いやーあと一個順位が上がればデビューしてしまいそうらしく戦々恐々としちゃいます。
このプレイリストはできる限り時系列で新→旧になるように&韓国の音楽著作権協会や配信サイトの紹介を参考にしながら作成しています。なおApple Musicで配信されているもの限定となっております。悪しからず。
PENTAGONと外部への楽曲提供も含めるとフイもすごい数だった上に、カバーされている曲も多数ありで分割しようか迷うくらいでした。キノ編同様PENTAGON以外の外部への提供曲を紹介していきたいと思います。
最初に紹介するのがキム・ハンビョルの「White Butterfly」です。
作詞作曲でフイが参加したこの曲は、あの憎きMnet主催の親が付き添うオーディション番組・CAP-TEENのオリジナル曲として披露されています。歌声の心地よい力強さがとてもよき塩梅です。
ディズニー映画のような清涼感と壮大なメロディーは、歌詞の白い蝶になった「私」が感謝を持っている「あなた」とずっと共にいるよ。辛い日々を乗り越えて一緒に飛び立とうというエモい世界観に本当によく似合っています。いっそもうどこかの映画で使ってくださいディズニーよ。
キノとは違い純粋な楽曲提供(本人がパフォーマンスに関わらない)作品だと、フイは女性への提供は少なめに感じます。あんなに高音を攻めさせる傾向にあるのに意外でした。
そんな中で珍しい女性ボーカルとなったこの曲。コメントを見てるとやたら別グループのことがメンションされていると思ったら、元はX1に提供予定だったんですね。本当に男性寄りなフイ。
続いてはWEiのデビュー曲であるTWILIGHT。このグループの曲は好みのものが結構多くてよく聴くんですが、贔屓目抜きでこの曲を一番おすすめしたいです。これほど夜明けを愛おしく感じさせてくれるものがあろうかというくらい、柔らかな歌声とメロディーが不思議な浮遊感を生み出しています。
ざっくり言ってしまうと夕暮れになって闇が広がり出したけど外で会おうぜっていう言葉を、相手を蝶や星などに例えてめっちゃ美しく修飾した世界観です。
要約してしまうとありきたりに感じがちですが、ワードチョイスがとても魅惑的で「hurutututu」などのフレーズがその辺にはなさそうなお洒落感で大好きです。
VAVの119は切実さが迫力となって美が惹き立つ仕上がりです。
共同で作詞作曲となったこの曲は恋を失った苦しみから助けを呼んでほしい=119番コールをしてほしいという歌詞となっています。振り付けが好き。
ディレクションにもフイは参加していたようで歌い方にフイの影を感じます。
…薄々感じてはいましたが、キノといい明るくパーリィしそうな曲は彼らの中で存在しているのだろうか。
最後に紹介するのがフイの外部提供曲では一番有名だろうWanna One「Energetic」です。プレイリスト作成のために色々検索かけつつ入れていると気づくのですが、
Energetic擦られすぎぃ
びっくりするくらい数ありました。AppleMusicにあるだけで5バージョンあり、音源配信されていないものも含めたらもっと数ありそうですね…これが大ヒット曲の風格か…
個人的にカバーとして好きなのはこれでした〜
MAMAMOOのムンビョルさんとWJSNのExyさんによるこちらのカバー、導入部のクラシカルなセクシーさと歌声の迫力が素晴らしくって御姉様と呼んで惚れてしまいます。姉御と呼ばせてほしいです。
歌詞はすごくアイドルだ!デビューするよ!っていう要素を全部詰め込んでいて、アイドルに一番熱狂できる年代の子達を狙い撃ちにする少し大人な雰囲気も見せているのが王道すぎて唸ります。メロディーも引っかかるところもなくて流れるように進行して爽快感があって、これは確かに売れますわ。
これが売れる曲なんだろうけど、プレイリストで全体を並べてみるとフイが得意というか好みそうな世界観はどちらかといえばWEiやVAVに提供したシリアスよりなのかもしれないと思ったりもします。
キノもそうですがフイの曲も「失くすという切実さ」がよく映えて心に留めやすくする巧さを私は感じます。
もちろん求められた状況によって楽曲の雰囲気も変えていますが、いわゆる代表曲は「Energetic」「Shine」であるにも関わらず、どこか寂を感じさせるシリアスなメロディーラインにこそ彼の魅力を強く表現して来るのは本人の中にある何かの拘りがそうさせているのでしょうか。
力の抜けた耳に馴染みやすいイージーリスニングが好まれやすい傾向な昨今、フイの魅力である力強さと切迫さ映えなボーカルとライティングは今時ではないかもしれないけれど、フイ自身のキャリアがまるで役に立たないかと言われれば絶対に違うでしょう。
クライアントの求めに応じて曲の雰囲気を変化し制作をできる彼なら長所を残したまま時代にアップデートしていけるでしょうし、そうなる未来を信じています。まだまだアイドルとしてだって素晴らしい魅力があることをボイプラで証明たくさんできたでしょうし、来月無事にファンコンサートに参加してもらって改めておかえりと言わせてほしいです。あー会いたいなあ。