プレイリストで歌手を知る（キノ編）
音楽のプレイリストを作っていると聴く曲や展開がマンネリ化してると感じている昨今。新鮮な気持ちを求め、縛りプレイリストの作成に挑戦してみました。
私が愛してやまないPENTAGONは自分たちで楽曲制作を行うグループでもあってか、他のアーティストにも楽曲提供を行っているメンバーがいます。今回はその中でグループのマンネラインの一人キノに焦点を当てています。
韓国音楽著作権協会やいくつかの韓国の音楽配信サイトを参考に、AppleMusicで配信されている曲と発売日が新→旧と時系列順にしPENTAGON以外も混ぜたプレイリストを作成しました。他のメンバーもそうですが色んな場で発表はしてるけど未発売の曲が多くてあれもこれも紹介したいのに…と涙を呑むもの多数。いや本当に発売して！
今回このプレイリストからPENTAGON以外の外部提供曲を一部紹介します。
まずは2曲（日本語バージョンを含めたら3曲）提供しているM.FECT（過去にXstと改名してまた元に戻したようなのが謎。Youtubeアカウントが変わっているから運営が変わったのか…？）でキノは作詞をしています。
単独クレジットではないのでキノ成分がどの程度かはわかりませんが、めっちゃ良い。
Designerの「全てを捧げたいくらい美しい女神のような君が好きって気持ちをデザインする」的な盲目な愛を告白する重めの世界観を、爽やかなメロディーと声が中和して軽やかで好きです。まだまだ知らない良い曲が世界にはあるからサブスクは本当に便利です。
FINE日本語バージョンは途中で色々力尽きたのかラップ部分が韓国語のままでちょっと面白いです。翻訳って難しいですよね。
続いてはイ・ジヘのRelax。キノは共同で作詞作曲しています。
曲もお洒落なんだけど声がべらぼうに良いです。途中で押しては寄せる波のように歌声が揺らぐところめっちゃ好きってなります。
歌詞は自分に執着する恋人にちょっと落ち着いてよ…愛に疲れちゃったのよ私的なやつです。同名の歌手や芸能人が多くて御本人の情報がよくわからなかったのが悔しいです。言語の壁！
キノが単独作詞・共同作曲をしているキム・デゴンのMy lilacは、数年前Vライブで（依頼を受けて制作した）デモを流していたようで、その後昨年キム氏の楽曲としてリリースされています。キノバージョンも聴いたのですがそこから大きく変化は加えず？、春を迎え失われた恋をした日々を振り返る素敵なバラードになっています。お花が舞いながらキノが歌ってるのがめっちゃ想像がつきます。
ピアノとギターの音と可憐な歌声が聴き手を感傷的にさせるジスのDear Dawnではキノは作詞を担当しています。ジャズっぽいバラードで「既にここにはいない去った君を待ってしまう…深まる夜明けの中で慰めを欲しているけどやるせない」という感性を刺激する歌詞です。
ジスの少し鋭さを感じる歌声がとても気に入ったのですが、現在は活動されてなさそう？で寂しい…。ずっと活動し続けるのって本当に大変なんでしょうね。PENTAGON7年目の壁を越えてくれると信じてる
このプレイリストを作成して感じたのはキノの個人的な世界観（勝手な想像ですが苦味のある恋の痛み）は、PENTAGONでも提供曲でも裁量やコンセプトが許す限り存分に発揮されてそうということ。勿論それを感じさせない楽曲も多いです！あくまで個人的な印象としてですが。
MVや公式的な映像が見つからなかったのでnoteでは掲載できませんが、共同で作詞作曲プロデュースしたナムヒョクのGaze on youもすごいキノの歌唱が想像できる詫び寂びバラードです。これも歌詞で失恋しています。
キノは何かそういう感傷を描くのようにオファーされているのか、消えゆく恋愛模様に美学を感じるので能動的な制作に至ったのかが気になります。そういうインタビューどこかにないかなー！
ごちゃごちゃ感想を言いましたが、とにかくキノの作る曲は最高だぞということです！あざとかわいいに躊躇いがないけど、おらおらワイルドなパフォーマンスも上手いし、繊細な楽曲制作ができるキノが末永く（PENTAGONとしても）音楽の世界で活躍できることを願います！
