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助詞 「に」「で」「を」 意味・使い方【イメージ画像付き】 <放課後に図書館で勉強する>

助詞について基本的な意味・用法をまとめました。
なるべく助詞自体が持つイメージを学生につかんでもらえるようにスライドも作成したので載せておこうと思います。__________________________________________________________________


「に」「で」

【形】Nに・Nで

【分析】
に:「行く」「乗る」などの行為(V)対象を示す。時間的・空間的なある地点📍に向かうこと、そこを指し示していることを表す。
で:ある行為(V)が行われている「範囲」を示す。

【イメージ】

「に」のイメージこだわりポイント!
助詞「に」の持つ方向性と地点・時点の提示性を矢印で示しています。
実際のスライドでもGIFで移動があった方がわかりやすいかもしれません。


「で」のイメージこだわりポイント!
助詞「で」はある行為がその場の中で行われている、
つまり「に」と違って「移動がない」+「その場で動く」動作を表現したいと思いました。
また、移動の観点からいうと「〜に〜があります」「〜に住んでいます」
のように存在を表し、移動しない用法もあるため、
「で」のスライドの方には「その場で動く」動作を取り入れています。

「に」「を」

【形】Nに・Nを

【分析①】
を:「に」と同様に「出る・出発する」「降りる」などの行為(V)対象を示すが、「に」とは反対にその地点📍から離れることを表す。

*に=地点📍への接近(接着) ↔︎ を=地点📍から離れる

【イメージ】


*助詞「に」「を」はその後に続く動詞(V)との関連性が強いと思います。
どの動詞と一緒に使われるのか・「から」との代替についても押さえておきたいところですね。

〜に行く         ×〜を来る         ○〜から来る
〜に乗る         〜を降りる       ○〜から降りる
〜に入る         〜を出る        ○〜から出る
〜に向かう        〜を離れる       ○〜から離れる
〜に入学/入社する   〜を卒業する/退社する  ?〜から卒業/退社する

「を」と「から」にも若干ニュアンスの違いがあるような気がします、、、、、、


【分析②】
を:「渡る」「通る」などの行為(V)対象を示す。接続するNの中(もしくは上や下)を通過したり移動することを表す。(→結果的に「離れる」ことになる)

この他にもいくつか助詞の意味用法についてまとめてありますので、よかったら参考までに。
ここまでお読みくださりありがとうございました🌱

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