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ワークライフバランスってなんだ

多くの人は1週間あるうちの5日が労働日であり、休日は2日間だ。
フルタイムを8時間とするなら、月に32時間(8時間×4週)以上残業している人は実質週休1日である。

「5日間または6日間働いてるんだからその疲れを半分以下の日数で回復させるなんて無茶だろう。体力回復してたらプライベートの充実なんて無理だ!」
「バランス取るなら3.5日勤務3.5日休暇にしろ!」
なんて事を思ったことがある人、多いのではないだろうか。

ワーク・ライフ・バランスという言葉を最近よく耳にするけど、そもそも正確な意味はなんだろう。

ワーク・ライフ・バランスの正しい定義は、
「働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」である。
当然だが、何もワークとライフの時間を均一にすることが目的の言葉というわけではない。

しかし正しい定義に当てはめたとしても多くの人は実行できずにいる。
きっと当人のメンタル次第なところもあるんだろうが、とても浅はかで実現不可能な言葉にも聞こえる。
どうしたら仕事とプライベートを充実させることができるのだろう。
いや、どう考えてもある程度充実した仕事を見つけるほかないと思う。

プライベートをどんなに充実したものにしようと思っても、そもそも割ける時間がかなり限られているわけで。
ならばやはり仕事の選び方の問題になってくる。
少ない母数の中で工夫してやりくりをするのではなく、そもそも母数を増やせる行動を優先すべきではないだろうか、という話だ。

となると、人は仕事での充実を感じることができるまで変わり続ける必要がある。
仕事が辛い分プライベートを充実させようだとか、そういう考えを変えていく必要がある。
より一層の充実感を持つために「変わる」というのは意味合い的には2つあって、

①今ある仕事がどうしたらうまくいくようになるか、楽しめるようになるのかを考え、取るべき行動を実践し現状を改善していく、というように、仕事に対するマインドを変える。

②この環境はきっと私に向いていなく、耐えつつサボり方を弁えつつ仕事を続けていくのも苦痛。
本当はもう少しやりたいことがあるのでと、思い切って環境を変える。

だども人間は一度置いた環境を離れるのが苦手な生き物で、後者の難易度は言うまでもない。
バイトでさえ、『時給は低いけど人がいいからな』『また新しく覚え直すの面倒臭いからな』など、何かにつけて文句は言いつつ環境を変えない場合が大半。

どこかで人生のテコ入れをしたい。
けど、行動を起こすのも億劫。
そのせめぎあい。

まぁ、このまま居酒屋で酒を飲みながら愚痴を言いつつやっていくのも悪くない。
だって愚痴は酒に合う最高の肴だし。

けど、まだ四半世紀も生きていない。
もう少しくらい、尖ってみたい。

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